Magnificent View #406
ジャル・マハル(インド)
(C) Robert Harding Images / Masterfile / amanaimages
インド北部の都市ジャイプールには、数々の宮殿がある。そのひとつが、18世紀にマハラジャが避暑地として建てたこの宮殿。「マハル」とは、宮殿を意味する。
「水の宮殿」とも呼ばれるジャル・マハルが立っているのは、なんと、湖の中。降水量が多い夏は湖の水位が上がり、水に浮かんだような宮殿はとても優雅に見える。一方、乾季は水も干上がり、うらぶれたような雰囲気に。そもそも、建設当時から宮殿は虫や蛇の多さに悩まされ、夏の間もほとんど使われていなかったという説もある。
ここで暮らすのはあまり現実的とはいえないが、遠目に見る夏の景色は、美しく幻想的。とくに、湖面や宮殿がオレンジ色に染まる夕刻は、ロマンチックで見応えがある。
宮殿があるのは、デリーとジャイプールを結ぶ幹線道路沿い。夏にここを移動することがあれば、ぜひ、車を止めて写真におさめておきたい絶景だ。
文=芹澤和美
