夢は『鷺娘』、『道成寺』。たいへんなことをやりたい
――『金閣寺』で、日本舞踊とは異なるスキルを極めたダンサーの皆さんと踊った経験はいかがでしたか?
これまで使ったことのない筋肉を使うと疲れますし、リハーサルが進むなかで、そこに追いつかなければという気持ちでした。その一方で、操られている人形のように、身を任せる感じでいるときもありました。
――表現の幅が広がりましたね。
リハーサルの時間が少なくなってきたとき、「あそこのデュオをもう一度やりませんか」と自分から言ったこともあります。自分がちゃんとできていないのは嫌ですし、作品の質も落ちてしまいますから。
――ここ最近は、ジャンルを超えて舞踊作品への出演が続いています。どのように受け止めていますか?
これまでやったことのない動きを、基礎から教えてもらうのは面白いなと感じています。
――いつか踊ってみたい作品を教えてください。
『鷺娘』とか『道成寺』です。たいへんだと思いますが、たいへんなことをやりたいです。
――『屋敷娘』は、小道具の扱いも含め、女方の踊りの基礎が詰まった作品です。将来につながる経験になりそうですね。
はい。自分はまだ声変わりが始まっていませんが、そうなったらせりふのある役は難しくなります。その間に、踊りをしっかりやっていきたいと思っています。
――CREAでは旅に関することをみなさんに聞いています。最後に、眞秀さんが訪れたい場所を教えてください。
ポルトガルに行ってみたいです。街がすごくきれいだと聞いたので。
父の出身国のフランスには毎年行っています。マルシェに並んでいる野菜がすごくきれいで、それを見るのも好きなんです。夏休みに行くと、フランスの人ってみんなバカンスに出かけているから、人が少ないんですよ。スーパーの店員さんがひとりしかいないこともありました。でも、そういうところもいいなと思います。
錦秋十月大歌舞伎
2026年10月2日(金)~20日(火)
https://www.kabuki-bito.jp/theaters/kabukiza/play/985
