街はいよいよホリデーシーズン。クリスマスソングが流れ、イルミネーションが煌く様子に心ときめきます。
なかでも高級ホテルは、普段から一歩入ると別世界気分を感じさせてくれる場所。フェスティブシーズンの華やかな気分を思いっきり味わってほしい! と、訪れるゲストのために趣向を凝らしたツリーで迎えてくれます。
CREA WEBでは、毎日1本ずつ、アドベントカレンダーのようにホテルのクリスマスツリーをご紹介。ぜひ、写真からも特別で厳かな気分を味わってくださいね。
◆パティーナ大阪
2025年5月、世界中でラグジュアリーホテルを手掛けるカペラホテルグループの日本第一号店として大阪に開業した「パティーナ大阪」。いよいよ、初めてのフェスティブシーズンを迎えています。
そもそも、パティーナ大阪は大阪城と難波宮跡に隣接している歴史的な場所にあり、大阪城の石垣を思わせる石のアートや、自然との共存を感じさせるウッドの使用など、ラグジュアリーでありながら土地や歴史との関係性に心地よく身を置くことができます。
初めてのフェスティブシーズンに飾られたクリスマスツリーもまた然り。ロビーに入り、出迎えてくれるツリーは厳かに輝いていますが、近づいてみるとツリーは「稲わら」でできていることがわかります。
かつて、大阪は米どころとして栄えていた歴史があります。その歴史に敬意を払い、さらに豊穣の象徴でもある「米」の稲わらを使うことになりました。
また、ツリーに使用した稲わらは、お正月にはしめ飾りに。本来、米の収穫後に捨てられてしまうはずの稲わらがツリーとなり、お正月飾りとなる“循環型”の取り組みに注目してみてください。
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- 文=CREA編集部
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