この記事の連載

敏感肌でも着心地が最高にいい!

 そして筆者が声を大にしてお伝えしたい点がもうひとつ。それは「敏感肌でも着心地が最高にいい!」という点です。

 敏感肌には汗自体鬼門で、ずっと肌の表面に汗があると、塩分が刺激になることもあります。実際筆者も大人になってから、あせもになったこともありました。

 となると、たいてい「敏感肌には、夏は特に綿が最も刺激も少なくてオススメ」と言われてしまうのですが、いかんせんこの猛暑時に、100%綿だと汗はすぐには乾いてくれません。

 麻素材なども涼しさでは満足度が高いのですが、特有のシャリシャリした感触、硬さに刺激を感じてしまうこともあるのです。

 だから猛暑時のインナーや服は、素材選びも重要なのですが、このアセドロンはとろんと肌に沿うような柔らかさがありつつ、でもサラッともしていて、刺激も引っ掛かりもまったくないので、そこもかなり気に入っている点なのです。必ずしも綿100%にこだわらなくてもいい場合もあるよね、と。

 また製品によりますが、こちらの記事でご紹介している「汗取り付き2分袖インナー」と「汗取り付きタンクトップ」は、ボディ部分の脇に縫い目がありません!

 だからチクチクゴワゴワ、というような刺激が皆無なのです。コレ、敏感肌にはとてもありがたいつくり。なのでこの肌触り、着心地にも相当こだわったのではと思い伺ってみました。

「なめらかなレーヨンと、ドライ感のあるポリエステルの絶妙なバランスが触感のポイントです。今回の開発において、最も重要視していたのが“実感”です。機能性のデータがどれだけよい結果が出ても、着用時の実感が伴わなければ、満足していない方々の解決にはなりません。開発プロセスの中で、人工気象室での着用試験とデータ検証を何度も繰り返し、素材の組み合わせは100種類近く検討しました」(商品企画部 日和マネージャー)。

 と、やはり「実際着た時にどう感じるか」を相当突き詰めて研究してくれたんですね。だからどんな服を着るにしても、一番内側の肌に触れている部分が「安心」なのです。それって汗かき体質としても、敏感肌としても、本当にありがたいことなんです。

 それだけ気持ちも安心して着られるので、筆者は半袖タイプの「汗取り付き2分袖インナー」をパジャマ代わりにしようと思っています(もちろん寝汗もかくため)。

 この1年近く、製品を使いながらブランドの動きもチェックしていますが、短期間で色のバリエーションが増えたり、靴下やパジャマなど、製品自体のバリエーションもどんどん増えているので、「この素材でこういうアイテムが欲しい!」という声にどんどん応えようとしてくれているのが伝わります。

 また、「冬は冬で電車の暖房で汗かくよね」という、「冬の汗」対応のものなどもあるので、まだまだ展開が期待できると思います。

 多くの汗かき体質の人の救世主となっているので、願わくば、絶対に廃番にならないでほしい! です。

【夏の汗対策】「真夏の肌着は全部これでいい」汗のベタつきを解消するグンゼ「アセドロン」“タンクトップ”&“ブラキャミ”に惚れた!

アセドロン/グンゼ

https://www.gunze.jp/store/e/easedoron/

斎藤真知子

高級コスメにうっとりしつつ、デイリーメイクにはプチプラコスメも出番多し、の美容メインのなんでもライター。編集プロダクションと美容雑誌編集部を経てフリーランスに。かれこれ20ウン年美容雑誌業界の片隅でお仕事中。肌データは、アトピー持ちの(でも現在はほぼ出ない)基本乾燥肌。……なのに寄る年波で部分的な毛穴の開きやテカリも気になる。スペインとお肉とオヤジ俳優好き。

← この連載をはじめから読む

2025.08.23(土)
構成・文=斎藤真知子