もう真夏の間は、インナーはコレしか着ない、着られない! と、心底惚れ込んでいる、アセドロンシリーズの実力と着心地を広めたく、グンゼ商品企画部の日和マネージャーにお話を伺いました。後篇では、誕生の秘密や着心地の良さの秘密、現在の売れ筋製品をご紹介します。

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「アセドロン」開発の背景
大ヒットしているアセドロンですが、開発された背景について聞いてみました。
「暑さ・汗対策のインナーブランドの立ち上げの背景として、“暑さ対策のインナーの着用率が高い一方で、使用者は満足していない、新たな機能性に期待している”という調査結果がありました」(商品開発部 日和マネージャー)。
そう、「本当には満足していない」汗かき人間の悲鳴に、真剣に向き合ってくれたんです。
さらに日和マネージャーによると、「この“実は生活者は満足していない”という事実に対して、これまでの調査方法とは違う“ソーシャルリスニング”を取り入れ、自らの言葉で語られている意見や声を多く分析することで、“汗が残ることによるベタつき”という、不快の根本原因を特定しました。もちろん、近年の猛暑、酷暑に対して解答、解決を出したいという意思もありましたし、ヒットの要因も同様の背景が後押しをしていると感じます」ということで、リアルな意見をたくさん参考にすることで、ここまで満足度の高い製品が生まれたんですね。

またこの「アセドロン」というネーミングと、オバケチックなイラストのマークも特徴的。愛用者の「アセドロンのネーミングが可愛過ぎで(笑)。タグにもアセドロンマークがついていて可愛い」いう声もあり、ヒットに一役買っていると思います。
日和マネージャーによると、「親しみやすく覚えやすい、日本特有のオノマトペの要素を取り入れたネーミングと、機能と着た時に得られるベネフィットを表現する、“記号”としてのロゴとを、セットで考案し、100案以上の中から決定しました。汗に悩んでいる方々に、いかに直感的に、この新たな機能やメリットを伝えられるか、という点にこだわりました」ということでした。



2025.08.23(土)
構成・文=斎藤真知子