この記事の連載

アセドロンがこんなにも早く乾く理由とは?

 愛用者の声を一部教えていただいたところ、「暑い中、外で運動をして汗をかいてもサラサラしていた!」「汗冷えにめっちゃよかったです。感動!」「最高です。天才では?」「汗をかいても冷たく感じない。冷房の効いた勤務先でも体が冷えない」「ホットフラッシュのせいで首から背中にたくさん汗をかくのですが、これがあれば安心です」などなど絶賛の嵐。筆者もどの意見にも同意。赤べこくらい首を大きく振ってうなずいてしまいます。

 アセドロンの大きな特徴は速乾性。布なので、汗で濡れないわけではないのですが、濡れてもすぐ乾くから、ずっと濡れた布が貼りつく不快さがないのです。じゃあなぜそんなにも速く乾くの?

 実は、珪藻土の“構造”を模した糸を開発し、その糸で作られているからなんです。皆さんもよく知っているあの珪藻土ですよ、思いついた人天才ですね。

 いったいどんな構造になっているのか、商品企画部の日和マネージャーに伺ったところ「糸の鞘部という部分に無数のスキマがあり、そこが湿気の通り道の役割を持っています。さらに糸の芯部の方に、吸放湿性を高める物質が加わっているので、従来のものより湿気を持続的に吸放湿する機能を持たせています。この2種類の合わせ技によって、吸水速乾性、吸放湿性を高め、多くの人が不快に感じている“ベタつき”を解消する“肌離れ性”を向上させております」ということでした。

 つまり、汗を吸う力も強いけど、その吸った汗が「乾いてなくなる時間も速い」ということですね。そう! 汗を吸ってくれないと困るけど、その汗がずーーっとそこにいたらそれはそれで困る。湿気をすぐに逃がして乾く力に優れているから、肌に貼りつく不快感もムレもなく、こんなにも快適なんです。ずーっと濡れたままだと感触も温度も不快で、さらに匂いの原因にもなってしまうわけですから。

2025.08.23(土)
構成・文=斎藤真知子