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 化粧下地とファンデーションでトレンドの“薄膜肌”を作る方法をご紹介しましたが、「コンシーラーとブラシだけで」ベースメイクを仕上げ、“薄膜肌”を手に入れるという方法も! カバー力のある化粧下地を付けた後、ファンデーションは使わずに、スキンケア成分がたっぷり配合されたのびのよいコンシーラーを、ブラシを使って塗り広げるテクニックです。

 「カバーされ過ぎて老けちゃうのでは……?」と思う人もいそうだけど、実は逆! 隠したいところだけをカバーし、素肌の美しい部分は活かす方法だから、いきいきとしたハリ感のある“薄膜肌”をつくることができるのです。加えて時短なのもとっても魅力的。

 「コンシーラーとブラシだけ」ベースメイクのテクニックを、M・A・Cシニアアーティストの池田 ハリス 留美子さんに教えていただきました!

#01 “薄膜肌”ベースメイクの塗り方
#02 「化粧下地×クッションファンデ」5選
#03 ぐんぐん小顔に!【ハイライト&コントゥアリングの正しい位置】はここ! M・A・Cシニアアーティストに学ぶ、顔に立体感を出す効果的な入れ方
#04 間違いのないハイライト&コントゥアリング9選
#06 厚塗りは卒業!「ファンデなし・コンシーラーとブラシだけ」ベースメイクにおすすめの高機能コンシーラー5選


「コンシーラーとブラシだけ」ベースメイクに使用するアイテムの選び方

「コンシーラーは、リキッドタイプで、保湿力とカバー力があり、そしてメイク崩れしにくい“ロングラスティング”であることが必須条件です。ブラシは、毛穴にフィットし、しっかりカバーできるものがいいので、毛が密集していて、ヘッドが小さめのものがおすすめです。また、このメイク方法のときに重要なのは『化粧下地でしっかりカバーする』こと。化粧下地は、カバー力のあるものを選び、顔全体を均一に整えましょう」(池田さん)

◆「コンシーラーとブラシだけベースメイク」のやり方

【Step1】コンシーラーをチップでのせる

 化粧下地を塗った後、チップで、目の下、小鼻の横、口もとにコンシーラーをのせる。目の下にのせるとフレッシュな印象を作ることができ、小鼻の横や口もとにのせると、色ムラをカバーすることが可能に。一度に両側にのせてしまうと乾いてのびにくくなってしまうので、半顔ずつのせるのがコツ。

【Step2】コンシーラーをブラシで塗り広げる

 力を入れすぎて圧をかけないため、ブラシは長めに持つ。コンシーラーをのせた部分を軽くトントンとタッピングするようにブラシを動かす。その後、ブラシの側面を使って上から下にブラシを動かし、なじませる。顔の中心から外へと徐々に位置をずらし、目の下からこめかみまで塗り広げる。小鼻の横、口もとも同様にブラシでなじませて。

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2025.08.26(火)
文=増本紀子(alto)
撮影=釜谷洋史