この記事の連載
薄膜肌ベースメイク #01
薄膜肌ベースメイク #02

アイシャドウやリップはこまめに変えるけど、特に深く考えずに施している人も多いベースメイク。昔のままのアイテム選びとつけ方で、“古い顔”になってしまっているかも!?
そこで今回は、自分の魅力をすべて覆ってしまう“厚塗り”ではなく、肌の内側に光を感じるような、トレンドの“薄膜肌”になれるベースメイクのテクニックを、M・A・C シニア アーティストの池田 ハリス 留美子さんに教えていただきました。第一弾は化粧下地&ファンデーションの塗り方をご紹介します。
》【厚塗りベースメイクは卒業】トレンドの“薄膜肌”を作るハイブランドの「化粧下地×クッションファンデ」5選《内側から発光しているような透明感》
化粧下地の選び方の基本&トレンド
「化粧下地の役割は、ファンデーションと素肌をフィットさせることです。選ぶ際は、なりたい仕上がりに合わせて選びましょう。例えば透明感が欲しいなら色付きのアイテム、ツヤ肌になりたいならパール感のあるものなど。
色付きのアイテムもいろいろありますが、例えばブルーやグリーンは、赤みが出やすい人がいいですね。透明感のある仕上がりになります。また、ラベンダーはくすみがちな人が使うと、清涼感を演出できます。さらにピーチは、自然な血色感がプラスされて、多幸感のある仕上がりに。
今のベースメイクのトレンドは、薄づきで、内側に光を感じるようなソフトマット。うるおいが感じられるような印象の肌になります」(池田さん)
◆“薄膜肌”を作る化粧下地の塗り方
【Step1】化粧下地を適量とる
手のひらに化粧下地をとる。量は、顔だけなら1円玉大、首まで塗るときは10円玉大を目安に。

【Step2】広げながら5カ所にのせる
指の腹を使って、両頬、おでこ、あご、鼻筋の5カ所に下地をのせる。少し広げながらのせるのがコツ。

【Step3】顔全体に塗り広げる。首も忘れずに
顔の中央から外側に向かって、指の腹を使ってのばしていく。そして首に塗るのを忘れずに。顔との繋がりを自然に作れて、日焼け防止にも。首の後ろ側にものばしたら、最後に耳をなぞって終了。肌の色ムラなど気になるところには、手のひらに残った分を重ねづけしてもOK。



使用した化粧下地

アジア人のために開発された化粧下地。スキンケア成分79%配合で、カラーフィルターの働きで気になる肌の色ムラを均一にし、内側から光を放つ透明感のある肌へ整えます。SPF50+・PA+++の高い紫外線防止効果も魅力。
2025.05.23(金)
文=増本紀子(alto)
撮影=釜谷洋史