この記事の連載
薄膜肌ベースメイク #01
薄膜肌ベースメイク #02
ファンデーションの選び方の基本&トレンド
「ファンデーションは、パウダー、リキッド、クリーム、クッション、スティックなどさまざまなタイプがありますが、トレンドの薄膜肌になりたい場合は、断然クッションがおすすめ! カバー具合を簡単に調整できますし、崩れにくいのも魅力です。
パウダーは混合肌やオイリー肌の人、リキッドは普通~乾燥肌の人で光を感じる仕上がりを求める人に、スティックやクリームは保湿成分が多く含まれているので“きちんと感”を演出したい人におすすめです。
色を選ぶ際には、フェイスラインと首の色に合わせるのが一般的。バーチャルで色を試せるサービスを利用したり、カウンターで美容部員さんに選んでもらったりするのが、自分に似合う色を見つける近道です」(池田さん)
◆“薄膜肌”を作るクッションファンデーションの塗り方
【Step1】クッションファンデーションを少なめにとる
クッションファンデーションを使う時に悩みがちなのが、量。専用のスポンジにとる際には、1/3程度の少量をとって。べったりと付けてしまうと多すぎて、仕上がりがのっぺりした印象に。少量ずつとってのばしていって。

【Step2】まず頬骨にのせて、塗り広げる
ファンデの付いたスポンジをまず頬骨の高いところにスッとのせる。その後、下から上に向かってトントンとスポンジを動かし、小さい円から大きな円を描くように3周する。半顔が完成したら、同量でもう片方を仕上げる。このとき、フェイスラインに塗らないようにすると、その部分が自然に暗くなり、シェーディング効果が。そして、もう一度スポンジに同量をとり、おでこの一番高いところにのせ、下から上に向かってなじませる。最後に、スポンジに残った量で口まわりと鼻まわりを仕上げて。
動画でチェック!
使用したクッションファンデーション

陶器のようななめらかでツヤやかな肌が長時間持続するクッションファンデーション。スキンケア成分76%配合で、日中も肌をケアしてくれます。軽やかなつけ心地ながら、気になる肌悩みはしっかりカバー。SPF50・PA+++。
メイクに使用したその他のアイテム(すべてM・A・C)
・ストロボクリーム ユーブイライト 6,050円
・プロ ロックド ブロウ ジェル 3,630円
・コネクト イン カラー アイシャドウ パレット x 6 ブロンズ インフルエンス 7,700円
・プレップ プライム リップ 3,850円
・ラスターガラス リップスティック ハグ ミー 4,400円
・リップガラス ブロウ ジンジャ ジンガー 4,180円

●教えてくれたのは……
池田 ハリス 留美子さん(写真左)
M・A・C シニア アーティスト。化粧品メーカーでの経験を経て、2002年M・A・C入社。ニューヨークを拠点とし、海外のさまざまなバックステージや撮影を経験。ファッション誌や数々のファッションショーのバックステージをマルチに手掛け、日本の M・A・C アーティストリー チームを束ねている。
Instagram @rumikoikedaharrismakeup
ヘア:中村 雅信さん
TONI&GUY 原宿サロン所属。サロンワークの傍ら、TONI&GUY JAPANアートチームリーダーとしてロンドン・ミラノ・東京コレクションなど数々のコレクションバックステージヘアに毎シーズン参加。また、Education Director としてサロンスタッフの技術教育も統括し、全国各地の美容専門学校での講師活動も行う。
Instagram @nakamura_japan
モデル:岡田倖歩さん(写真右)
CREAアンバサダー。
https://crea.bunshun.jp/list/crea-ambassador/members/
増本紀子(ますもと のりこ)
美容エディター&ライター。alto代表。4つの出版社勤務を経て、独立。雑誌やメーカーのリーフレットなどで、スキンケアからインナービューティまで幅広い美容記事の編集・執筆を行う。雑誌CREAでも多数の記事を執筆している。

Column
増本紀子のビューティレスキュー
肌年齢マイナス25歳の美肌を誇る美容エディター&ライターの増本紀子さんが、季節ごとのビューティのお悩み解決に役立つ厳選アイテムやとっておきのケア法をお届け!
2025.05.23(金)
文=増本紀子(alto)
撮影=釜谷洋史