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小倉あんと宇治抹茶、王道だからこそ老舗の技が光る

【六本木】とらや 東京ミッドタウン店「宇治金時」

 室町時代後期の京都で創業し、以来、5世紀にわたって和菓子店を営む「とらや」。明治2(1869)年、江戸を東京とあらため、日本の首都となった東京遷都の折に京都の店はそのままに、東京にも進出。赤坂では明治12(1879)年より店を構えている。

 いくつかの店舗では喫茶室「虎屋菓寮」が併設されており、とらやといえばだれもが思い浮かべる「羊羹」をはじめ、甘味や軽食など季節ごとのメニューを提供している。

 毎年夏のお楽しみとして登場するかき氷は、特製のあんとの相性を考えて作られているという。定番の「宇治金時」は、小倉あんの上に氷をたっぷりと削り、宇治抹茶と和三盆糖で作った抹茶蜜をかけたもの。ひと口ごとにあんの豊かな甘み、抹茶蜜の濃厚な香りが広がる、人気NO.1の一杯。そのままはもちろん、白玉や自家製練乳をトッピングして、好みの味わいにカスタマイズするのも楽しい。

とらや 東京ミッドタウン店

所在地 東京都港区赤坂9-7-4 D-B117 東京ミッドタウン ガレリア地下1階
電話番号 03-5413-3541
https://www.toraya-group.co.jp/shops/shop-13

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2025.07.05(土)
文=河西みのり