初めての医師役を演じた二人の役作り

――パク・ウンビンさんのセオクは、今まで演じたことのないキャラクターだと思います。出演を決めた理由は何でしょうか。また、この作品のどういったところに惹かれたのでしょうか。
パク・ウンビン:ドラマの詳しい内容については言えないのですが、パク・ウンビンがここで何を言おうとしていたのかは、「ハイパーナイフ」が全話公開されたときにわかると思います。まず脚本を最初に読んだとき、この作品のキャラクターの設定や構成が多面的でとても面白いと思いましたし、なぜドッキとここまで対立するのか、という部分にも好奇心をそそられました。
また、ソル・ギョング先輩と私のタッグという意味でも、おそらく今まで見たことのない師弟関係を扱っているところも魅力的でしたね。自分が持つすべての感覚をオープンにして、感情の爆発を演技で表現したいと思いました。

――パク・ウンビンさんにとっては初めての医師役。復讐心に燃える今まで見たこともないような狂気の表情にも驚かされましたが、意外なことに、大ベテランであるソル・ギョングさんも本格的に医師の役を演じるのは初めてだそうですね。
ソル・ギョング:実際に脳神経外科の教授に、手術室に入る前の行動から手術服に着替える手順まで、直接指導してもらいました。手術シーンを撮る度に来ていただき、アドバイスを受けましたが、私の手は分厚いので、ピンセットを握って細かい作業をするのは大変でした。
パク・ウンビン:いつかは医師の役に挑みたいと思っていたんです。ドキドキしましたが、ソル・ギョングさんとの共演は心強かったです。手術シーンでは私の指は細すぎて、手を吹き替えにしてもらうわけにいかず、アドバイスを受けながら丁寧に演じたつもりです。指導をしてくれた教授が、本物のインターンとほとんど変わらないと言ってくれて、心強かったです。
監督:今回は特に私が何か演出をするというより、まるで私が二人を追いかけていくようでした。二人とも、“そこまでやって大丈夫?”と私が聞きたくなるくらいの勢いでしたし、今まで全く見たことのない二人の演技と顔が見られる、と自信を持って言えます。
2025.04.02(水)
文=石津文子