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  • Disney APAC 2024 #2

 11月20日、21日とシンガポールのマリーナベイ・サンズで開催されたディズニー・コンテンツ・ショーケース APAC 2024。

 APAC=アジア太平洋地域のメディア向けに新作映画や配信作品が発表されたディズニーの大イベントに、日本からは「ガンニバル」シーズン2の柳楽優弥と笠松将、超実写映画『ライオン・キング:ムファサ』の日本語版に声の出演をする松田元太が登場し、作品への想いを語った。


柳楽優弥、笠松将の「ガンニバル」は最終章へ

 柳楽優弥主演のヴィレッジ・サイコスリラー「ガンニバル」。2022年に大ヒットした前作に続いて、最終章となるシーズン2が2025年3月に配信されることが発表された。

 人喰いの風習があるといわれる村の駐在・阿川を演じる柳楽は、「この作品はサスペンス・スリラーというところが重要で、日本人が持つ、思ったことを全て口にしないところが良く働いたり、時には怖く働いたりする多面性が面白いポイントだと思っています」と、その魅力を語った。

 村を牛耳る後藤家の跡継ぎ恵介を演じる笠松将は、「話がすごく複雑で、何が真実で、僕の役がどこまで狙ってやっていることなのか、僕もこんがらかってしまって。監督らと何時間もキャラクターについて改めて掘っていきました。それくらい難しいものでしたが、チームで一緒に作り上げ流ことができました」と、シーズン2の複雑な構成を強調。

 一方、柳楽優弥は「ガンアクションもシーズン1より増えて、物語にスピード感を与えています。僕がこのドラマのアクションで好きなポイントは、日本のバイオレンスの名作映画はいくつもあると思いますが、今回はリアリティを感じさせるアクションを監督がこだわって作っているところです。そこにガンアクションがのっている、というところが見どころの一つです」と語った。

 笠松はシーズン1で数々残った謎について、「シーズン2では後藤家の歴史を知ることができます。あるキャラクターの人生を深掘りすることで、後藤家と阿川家の関係が全く違って見えて、面白くなっています」と見どころを解説。

 最後に柳楽が、「日本には多くの名作ドラマがありますが、ディズニープラスから、J DRAMA NEW ERA, IT’S COMING(Jドラマの新時代が来ている)、な感じがしています。その先陣でもある『SHOGUN 将軍』のパワーをもらったりしながら、Jドラマを盛り上げていきたいので楽しみにしていてください」と期待を煽った。

2024.12.24(火)
文=石津文子