「パク・ウンビンさんが演じたセオクのような弟子は今まで見たことがない」

――“新感覚のメディカル心理サスペンス”、と銘打たれていますが、どんなところが新感覚だと思いますか?
パク・ウンビン:まず、登場人物がちょっと普通じゃないところです。とても奇妙なところがある、変わった人たちがぶつかり合って、予想できない感じが新しい感覚なのではないでしょうか。師弟関係の二人がぶつかったときに生まれる突発的な反応が、とても面白いと思います。このシリーズを通じて、こうした新しい感覚を体験していただきたいというのが私たちの目標です。
セオクとドッキは一体どういう関係なんだろう、と興味を持っていただいて、最後まで見ていただければ、その過程を知ることができると思います。憎しみあいながらも、似ている二人。その心理的な変化を体感していただきたいですね。

ソル・ギョング:新感覚という言葉で表現されたのは、ある面では心理スリラーだと思いますし、パク・ウンビンさんが言っていたように、こんな師弟関係は今まで見たことがなかったという点もそうだと思います。いろいろな映画やドラマを見てきた中でも、今回パク・ウンビンさんが演じたセオクのような弟子は今まで見たことがない存在です。弟子が師匠にこんなふうに対峙するなんて、画期的です。そこがとても新鮮に感じられるのではないでしょうか?
もしくは皆さんが「あんな意地悪な弟子がいるんだ……」と、驚愕するかもしれませんよ。ともかく、このドラマには複雑な感情がずっと流れていて、でもそれだけではない物語なんです。だから“新感覚”と言えるのかもしれません。

監督:この作品はジャンルで言えば、メディカル心理サスペンスになります。いかにもメディカル・スリラーらしい要素はもちろんありますが、エピソードが進んでいくにつれて、決してオーソドックスな作法に従って作っているわけではないことがわかるでしょう。
スリラーや、サスペンスというジャンルから思い切り外れて、最終的にはドッキとセオクという二人のキャラクターの強烈な物語へと収束していくのですが、そういうものを話数ごとに追いかけていく楽しみが視聴者の皆さんにはきっとあると思います。

――では日本のCREA WEBの読者に向けて、一言メッセージをお願いします。
ソル・ギョング:「ハイパーナイフ」がディズニープラスを通じて公開されます。たくさんの期待と応援をいただければ、その期待に反することなく、満足できる作品をお見せできると信じています。よろしくお願いします。
パク・ウンビン:「ハイパーナイフ」、きっと楽しんでいただけると信じています。(日本語で)日本のファンの皆さん、よろしくお願いします。
監督:本当に一生懸命準備して、撮って、作り上げました。「ハイパーナイフ」を期待していただき、たくさん楽しんでください。
『ハイパーナイフ 闇の天才外科』

天才的なメスの技術で、将来が期待されていた外科医セオク(パク・ウンビン)は、国内最高峰の外科医である恩師ドッキ(ソル・ギョング)と衝突し、ある事件により医師免許を剥奪されてしまう。彼女は自分の人生を台無しにしたドッキへの復讐を誓い、路地裏の闇医者として違法な手術を続けることに。そんなセオクの前に、突如ドッキが現れる。不治の病に侵された彼は、自らの命を救う最後の希望を、かつて破滅させたセオクの手に託そうとしていたのだ。滅多にない手術を行うチャンスと復讐の間で揺れ動くセオクは、自分の人生を台無しにした男を救うのか。それとも痛みに苦しみながら死に追いやるのか。

2025.04.02(水)
文=石津文子