フランスで新年を祝うお菓子「ガレット・デ・ロワ」。1月6日の公現祭(エピファニー)を祝うために欠かせない伝統菓子です。

 パティスリーやパン屋さんはバターをたっぷり使ったパイ生地にアーモンドクリームを閉じ込め、素朴なおいしさ。また、パイ生地には「レイエ」と呼ばれる飾り模様を入れ、それぞれに意味があり、どの店でも工夫をこらしています。

 そして、なんといってもガレット・デ・ロワには「フェーブ」が欠かせません。お菓子の中に隠した陶器製のチャームが出てきた人は、その日の王様。その幸運は1年間続くといわれています。


◆エシレ・メゾン デュ ブール

 フランスのA.O.P.認定発酵バター「エシレ」。この上質なバターをふんだんに使ったお菓子が大人気の「エシレ・メゾン デュ ブール」でも、ガレット・デ・ロワが登場します。もちろんエシレ バターをたっぷりと使い、なんとも贅沢! 広げたバターに生地を折り込んでいく「アンヴェルセ」という製法で、ハラハラとほどけるような食感です。

 こちらは、直径が36センチもある大きなサイズ。各店舗、1日2台限定ですが、その精密な職人技とダイナミックな大きさに、納得です。

 どちらもかわいい牛のフェーブがついているので、お菓子の中にしのばせて今年を占ってくださいね。

エシレ・メゾン デュ ブール (丸の内)

所在地 東京都千代田区丸の内2-6-1 丸の内ブリックスクエア1F
電話番号 非公開
営業時間 10:00~19:00
定休日 不定休
https://www.kataoka.com/echire/maisondubeurre

2024.12.28(土)
文=CREA編集部