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 気分一新! 2025年のスタートは、新たなヘアスタイルに挑戦してみませんか?

 とはいえ、大胆なイメチェンをするには勇気が出ない……。そんな人に注目してもらいたいのが、ちょっとの変化で印象をアップデートできる、レイヤースタイルです。

 韓国風レイヤーが火付け役となり、ここ数年人気のスタイルですが、最近ではより個々の骨格や、髪質、なりたい印象に合わせてニュアンスでレイヤーを楽しむ人が増えているのだとか。そこで、お洒落な大人女性からの指名も多い、uka東京ミッドタウン六本木の安田泰斗さんが手掛ける、最旬のレイヤースタイルをご紹介します。

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#1 ほんのりモード感漂うストレートロング

 ワンレンロングに飽きた人や、猫っ毛の人、スタイリングが苦手な人に提案したいのが、顔周りのみ大胆にレイヤーを入れたコチラのスタイルです。

 シンプルなロングヘアでも顔周りにアクセントがつくことで、スタイリングなしでも簡単に洒落て見えるように。毛先にはレイヤーを入れず、トップはタイトに仕上げることで、ほんのりモード感が出るので、甘めなスタイルが苦手な人にもぴったりです。

 顔周りのレイヤーは、やや高めの位置から入れることで骨格カバーもできるので、洒落感と共に小顔効果も狙えます。

オーダーとスタイリングのポイント

 カットベースは、毛先に重みを残した胸下ラインのワンレングス。頬骨下からフェイスラインに沿ってレイヤーを入れ、抜け感と動きを出す。モデルのように髪が細く、ペタッとなりやすい場合は、全体的にレイヤーを入れると軽くなり過ぎてバランスを取るのが難しくなるため、毛先はあえて重みを残すのがポイント。

 カラーは8レベルのグレージュで、肌の透明感を引き立てつつ軽やかさを出す。

 スタイリングは、ドライヤーで髪全体を乾かしたらヘアオイルを指先によくなじませ、顔周りのレイヤー部分の毛束を指でつまみ、毛流れを意識ながらヘアオイルをオン。余ったオイルを手の平になじませ、毛先中心に軽くなじませればOK。顔周りはやや重め、毛先は軽めに仕上げて質感の差をつけることで、より今っぽい印象に。

YASUDA’s POINT

 全体にレイヤーを入れるのではなく、顔周りにだけレイヤーを入れることでトレンド感がありつつも、個性が光るスタイルに。スタイリング時もアイロンでパーフェクトなストレートにするのではなく、ドライヤーで乾かしたままのラフなストレートヘアを活かすことで、モードにより過ぎず、どんなファッションとも相性抜群です。

2024.12.27(金)
文=松原 彩