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#3 大人カジュアルなソフトウルフレイヤー

 鎖骨下のミディアムレングスに、全体的にくびれが出来るようレイヤーをたっぷり入れた動きのあるスタイル。顔周りは頬骨を包み込むようにレイヤーを入れることで、気になる骨格をカバーしつつ、ちょっぴりモードな雰囲気にも。

 前髪は、眉下のラインで直線的にやや厚めに作ることでカジュアルな印象に仕上げる。頬骨にかかるように入れたレイヤーの効果でこなれ感もアップ。モードもカジュアルも、キレイめなファッションにも合う万能なスタイルです。

オーダーとスタイリングのポイント

 ベースは鎖骨下4センチほどに設定し、全体的にレイヤーを入れ軽さを与える。毛量が少ない人は、毛先はすきすぎず、重めに残すのがポイント。サイドバングから頬骨を包み込むようにレイヤーを入れ、顔周りにアクセントをプラス。前髪はやや厚めに作り、眉下でカット。

 カラーは7レベル位のピンクブラウン系をチョイス。レイヤーが多めのスタイルでも、パサついて見えず、ツヤやかな印象に。

 スタイリングは、ストレートアイロンでトップにやや膨らみをつけ、毛先は内巻きにワンカール。ヘアクリームを全体的になじませ、最後に残ったヘアクリームを前髪につけて整えれば完成。

YASUDA’s Point

 今トレンドの顔周りにレイヤーがたっぷり入ったスタイルです。頬骨を包み込む毛束で顔を小さく見せながら、こなれ感も出せるのでミディアムヘアに変化をつけたい人もぜひトライしてみて。髪を乾かす時に、トップだけ後ろ側に、その他は後ろから前方向に風を当てることでスタイリングがしやすくなります。

 また、骨格によってはレイヤーをたっぷり入れると顔がこけて見える場合も。そんな時は、寒色系ではなく赤み系のカラーをチョイスしてください。

2024.12.27(金)
文=松原 彩