タイムレスな美しさを誇る「名品」として、真っ先に名前が挙がるジュエリーといえばカルティエの「トリニティ」。新作のクッションシェイプのリングの魅力を探った。


CARTIER

「トリニティ」リング

「トリニティ」のクッションリングは、太さ違いで2種類。写真のMMサイズのほかにLMサイズも。「どの太さがいいのかは、手の表情や指の太さ、どの指にしたいかによって変わります。自分好みのリングを探してみてください」。「トリニティ」リング(WG×YG×PG)342,100円(カルティエ/カルティエ カスタマー サービスセンター)*記事中のWG=ホワイトゴールド、YG=イエローゴールド、PG=ピンクゴールドを表します。
「トリニティ」のクッションリングは、太さ違いで2種類。写真のMMサイズのほかにLMサイズも。「どの太さがいいのかは、手の表情や指の太さ、どの指にしたいかによって変わります。自分好みのリングを探してみてください」。「トリニティ」リング(WG×YG×PG)342,100円(カルティエ/カルティエ カスタマー サービスセンター)*記事中のWG=ホワイトゴールド、YG=イエローゴールド、PG=ピンクゴールドを表します。

 タイムレスな美しさを誇る「名品」として、真っ先に名前が挙がるジュエリーといえばカルティエの「トリニティ」。ホワイト、イエロー、ピンクと3色のゴールドが連なり、光の環となって輝くリングは、ジュエリーデザインのアイコンというべき傑作だと思います。今年「トリニティ」の誕生100周年を記念して、新たに仲間入りしたのが、今回ご紹介するクッションシェイプのリングです。

 今までラウンドだったフォルムがスクエアに変わることで、ぐっとモダンな印象になった新作。フォルムが変わるだけで、こんなにもイメージが違うものなのかということに驚くとともに、完成度が高いデザインだからこそ、こういったバリエーションが生まれる「懐の深さ」があるのだと感じ入りました。

 「トリニティ」のようなベーシックなリングを楽しむときには、「自分だけの定番」に見せるひと工夫が大事だと思います。多くの人が愛用しているコレクションだからこそ、他の人と違って見えると更に素敵に映るからです。でも、どうやって違いを出せばいいのかわからない……そんな方のために、私が実践しているリングのつけ方のアイデアを二つお教えしますね。

2024.12.23(月)
Styling=Misaki Ito
Photograph=Masashi Ikuta(hannah)
Edit & Text=Miwako Yuzawa

CREA 2024年秋号
※この記事のデータは雑誌発売時のものであり、現在では異なる場合があります。

この記事の掲載号

楽しいひとり温泉。

CREA 2024年秋号

楽しいひとり温泉。

定価980円

CREAがはじめてひとり温泉を特集して7年。当時は「女性がひとりで温泉なんて!」と驚きを持って受け止められたこのテーマも、いつか珍しくない光景となりました。そして8年目となる今年、「ひとり温泉」は次なるフェーズへ。コロナ禍を経て、進化する“温泉地”を舞台に、めぐる旅を大特集します。いまこそ、めぐるか。それでも、こもるか。さあこの秋こそ、楽しいひとり温泉へ!