タイムレスな美しさを誇る「名品」として、真っ先に名前が挙がるジュエリーといえばカルティエの「トリニティ」。新作のクッションシェイプのリングの魅力を探った。
CARTIER
「トリニティ」リング

タイムレスな美しさを誇る「名品」として、真っ先に名前が挙がるジュエリーといえばカルティエの「トリニティ」。ホワイト、イエロー、ピンクと3色のゴールドが連なり、光の環となって輝くリングは、ジュエリーデザインのアイコンというべき傑作だと思います。今年「トリニティ」の誕生100周年を記念して、新たに仲間入りしたのが、今回ご紹介するクッションシェイプのリングです。
今までラウンドだったフォルムがスクエアに変わることで、ぐっとモダンな印象になった新作。フォルムが変わるだけで、こんなにもイメージが違うものなのかということに驚くとともに、完成度が高いデザインだからこそ、こういったバリエーションが生まれる「懐の深さ」があるのだと感じ入りました。
「トリニティ」のようなベーシックなリングを楽しむときには、「自分だけの定番」に見せるひと工夫が大事だと思います。多くの人が愛用しているコレクションだからこそ、他の人と違って見えると更に素敵に映るからです。でも、どうやって違いを出せばいいのかわからない……そんな方のために、私が実践しているリングのつけ方のアイデアを二つお教えしますね。
2024.12.23(月)
Styling=Misaki Ito
Photograph=Masashi Ikuta(hannah)
Edit & Text=Miwako Yuzawa
CREA 2024年秋号
※この記事のデータは雑誌発売時のものであり、現在では異なる場合があります。