この教育には、幼少期に危ないからと運動を制限されていた上皇陛下のお考えがあったと浜尾さん。

 良く知られている、上皇陛下がテニスをなさっていた姿からは想像しがたいが、子どもの頃はどちらかというと運動が苦手だったといわれ、陛下には重いものを持ち上げたり、引っ張る力などをつけさせたりしたいというお考えがあったそうだ。

「パワーを頂いて楽しませていただきました」

 こうした上皇陛下のご教育のためか、陛下はかけっこや逆立ちなどが得意になられ、愛子さまも陛下と同じように逆立ちができるまで何度も練習なさっていたそうだ。できると「見て見て!」と言って、両陛下や東宮職に逆立ちや側転を披露なさっていたという。

 愛子さまはかけっこやボール遊びも大好きで、中学ではバスケットボール部にも入部されるなど、運動神経の良さで知られている。

 成人なさってからも、ご家族でスポーツを楽しまれることを欠かさない。

 コロナ禍では、バドミントンをなさっていたといわれ、愛子さまは大学内でも友だちとラリーを楽しまれていた。今年の夏には、ご静養地の那須でご一家3人でリラックスされたご様子で、サイクリングをしている写真が公開された。

 愛子さまは、今回のスポーツ大会で改めてスポーツに魅せられたそうだ。競技観戦を終えられると、関係者に、 「パワーを頂いて楽しませていただきました」とはじける笑顔を見せられていた。

2024.10.27(日)
文=友納尚子