この記事の連載

人生で思わず夜ふかしして読んでしまったマンガは?

◆『不思議な少年』山下和美/講談社

 時空を超え、姿形、性別をも変幻自在に操る少年が、さまざまな「生」と「死」を見守り、「人間とはどんな存在か」を考え続ける1話完結のヒューマンドラマ。

「大好きな山下和美先生の作品で、初めて読んだとき『なんだこのマンガ!?』と衝撃を受けました。考え込まされる内容が多く、1話読んでは次、次を読んだらさらに次……と、基本的に1話完結なのに読み進める手が止まりませんでした」

つづ井さんの「マンガを読むときのマイルール」

「紙で読みたい派なので、単行本が出るのを待ってまとめ読みするのが好きです。連載を追うのをあえてガマンしたり……。まとめて読むときは心身のコンディションを整えて臨んでいます」

マンガ家
つづ井さん

デビュー作『腐女子のつづ井さん』(KADOKAWA)は「第20回文化庁メディア芸術祭」推薦作品に選ばれる。一介のオタク。楽しそうな姿がSNSでも評判。近著に『とびだせ! つづ井さん』(文藝春秋)。

発表! CREA夜ふかしマンガ大賞2024

眠りにつく前のひとときに、日中のあれこれを忘れさせ、新しい世界に連れ出してくれる力のあるマンガを称える「CREA夜ふかしマンガ大賞」。昨年からはじまった一般読者による投票を一次選考として、200作品以上が候補にあがるなか、2024年のナンバーワンが決定しました。

» 今年の大賞は『じゃあ、あんたが作ってみろよ』
» ベスト10発表!(特設サイト)
» 選考委員31名の愛読マンガまとめ

次の話を読むマンガ家・鶴谷香央理さんの「いま人に薦めたい愛読マンガ」6作「虚構と現実の解像度の高さに歓喜」

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