立ち食いじゃないのに「せいろ」が400円!? 酒もつまみも安すぎる、池袋の“行列ができる創作そば屋”《店主はフィリピンパブ出身》〉から続く

 池袋で10年、常連客に愛され続ける「創作生蕎麦 梟小路」。同店は、そばだけでなく、お酒やおつまみのメニューも豊富でーー。

どれも立派な自家製メニューに「緑茶ハイ」が進んで困るほどである

「オクラとミョウガ合え」はシャキシャキのミョウガとオクラにねぎと鰹節がのる。

「自家製ネギ豚チャーシュー」は焼目を付けたチャーシューが4枚もあるしねぎもたくさんのっている。

 どれも立派な自家製メニューである。「緑茶ハイ」が進んで困るほどである。

 

梟小路の名物「麻婆蕎麦」が登場!

 続いて「麻婆蕎麦」と友人の「野菜天せいろ」が登場した。

 まず「麻婆蕎麦」のつゆをひとくち。かけつゆは鰹節系の出汁がしっかり利いた上質な味である。麻婆の餡は和風の返しをつかっているのだろう、それほど辛くはなくジンワリとつゆと蕎麦に馴染んでいる。

 友人の「野菜天せいろ」の天ぷらはピーマン、ナス、カボチャ、サツマイモ。すべて揚げ立てである。てんつゆも付く。蕎麦はコシもあり辛汁は丁度よい濃さである。

朝9時からは「朝ごはん定食」でスタート

「創作生蕎麦 梟小路」は朝9時にオープンする。11時までは「朝ごはん定食」(400円)のみの提供である。

 A定食はオムライスと小うどん、B定食は目玉焼き、ウインナー、小うどん、明太子又は納豆、ライスである。これが若い世代に人気で結構出るそうだ。池袋の若者の胃袋を支えているわけである。

 11時になれば「本日の日替わりセット」を求めて大勢が訪れる。中には店主と話している常連も多い。昼の繁忙期が終われば、居酒屋として利用するのもよいし、ゆっくりと蕎麦や定食どんぶりを食べるのもよい。

 メニューをみていると面白いことに気が付いた。蕎麦のトッピングをつまみや丼のアタマにしている。

2024.08.06(火)
文=坂崎仁紀