この記事の連載
- 神崎恵さんインタビュー #1
- 神崎恵さんインタビュー #2
最近は、息子たちが料理を作ってくれたり
──神崎さんにとって「食べること」とは?
自分らしくしっかり生きていくために欠かせないもの、でしょうか。よく、食べるものが身体を作ると言いますが、私もお料理は心や体を育て守るためにとても重要だと思っています。自分が自分らしくあるためにも、息子たちがしっかり生きていくためにも、「食べる」ことを大事にしてきたように思います。
最近は、息子たちが料理を作ってくれたりもするようになったので、単純に「作り手が増えてありがたい!」と頼もしく感じています。
──息子さんのために、レシピも書き残されているのですよね。
はい。「これ、おいしい」と言ってくれたものから、一瞬でお皿の上がきれいになるものなどを息子たちに残せるように手書きでレシピノートを残してきました。
でも今回、本が出たことで「カラーの写真つきで、材料とプロセスもていねいに書いてあると作りやすい」と、息子たちが本を見ながら、いろいろ料理を作ってくれるようになりました。
私にとって、「料理は息子たちへのラブレターみたいなもの」と本のあとがきでも書きましたが、息子たちも、自分や大切な人にご飯でエールを送れるようになってもらえたら嬉しいなと感じています。
神崎 恵のおうちごはん―さあ、なに食べる?
定価 1,870円(税込)
扶桑社
» この書籍を購入する(Amazonへリンク)
2024.07.31(水)
文=相澤洋美
写真=橋本 篤