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全国の神様をお迎えする聖なる海辺

 また、大社から徒歩15分ほどのところには、神在月の旧暦10月10日に全国から集まる八百万の神様をお迎えする聖地・稲佐の浜が。

稲佐の浜

[出雲・大社町]
いにしえより出雲の国では、旧暦10月の「神無月(かんなづき)」は「神在月(かみありづき)」。この月の10日に全国八百万の神様が出雲に集まるといい、その際に神々をお迎えするのが稲佐の浜。海辺には弁天島が鎮座し、夕日を眺める絶景スポットでもある。また、近くには「国譲り」神話の舞台・屏風岩もあり、合わせて訪れてみたい。

所在地 島根県出雲市大社町杵築北2844-73 
電話番号 0853-31-9466(出雲観光協会)
入場料 参拝自由 
交通 出雲大社から徒歩約15分

重要文化財の朱塗りの社殿が壮麗

 さらにその先には、日御碕神社が鎮座し、日本の夜を守る神様として崇敬を集める。

 なお、出雲大社から稲佐の浜、日御碕神社へのバスは1日8往復。レンタカーなどを利用せずに訪れる場合は、運行時刻を確認しておきたい。

 かつて小泉八雲も、日本人の血脈のなかにあるとした、神々への祈り。その尊い思いは、永遠のものなのだ。

日御碕神社

[出雲・日御碕]
『出雲国風土記』にも登場する霊験あらたかな古社。上の宮に素戔嗚尊、下の宮に天照大御神を祀り、日の本の昼を守る伊勢神宮に対し、夜を守る神として崇敬を集める。

所在地 島根県出雲市大社町日御碕455
電話番号 0853-54-5261
入場料 参拝自由(御守所は8:30~16:50)
交通 出雲大社から車で約15分

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Column

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2023.09.16(土)
文=矢野詔次郎
撮影=鈴木七絵
協力=島根県観光連盟

CREA Traveller 2023 vol.3
※この記事のデータは雑誌発売時のものであり、現在では異なる場合があります。

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