「ヴェンタリオ」が謳うインターナショナル料理レストランとは?
東京・日本橋「マンダリン オリエンタル 東京」で高さ25メートルの吹き抜けが象徴的なアトリウムに位置するレストラン「ヴェンタリオ」は、自然光がたっぷりと降り注ぐ開放感に満ちた空間です。
新型コロナウイルスの影響を受けていたこの3年間、クローズしていましたが、新しくインターナショナル料理レストランとして再始動しました。
シェフを務めるのはモーリシャス共和国出身のヴィンセント・ワン氏。フランス、インド、アフリカ、中国の影響を受けているというモーリシャス料理に囲まれて育ち、その後、南アフリカ共和国で料理人のキャリアをスタートさせました。クラブメッド・リゾートにおいて、モルディブ、インドネシア、日本(北海道・沖縄)、セーシェル、ドミニカ共和国、モロッコなど、さまざまな国で経験を積んでおり、そのキャリアの多彩なこと!
「私たちが生きるために欠かせない食事と文化は深くかかわり、食文化はその人がどこからやってきたのか、それぞれのストーリーを教えてくれます。一皿一皿の料理は、多くの人の想いや、その土地ならではの文化や環境など、さまざまな恵みを受けてつくり上げられているのです」
複雑に文化が絡み合うモーリシャスで生まれ育ち、その後も他国からのゲストをもてなすリゾートなどで研鑽を積んだシェフらしい言葉です。
しかし、一方で、食の世界では完璧を目指すばかりに食品ロスが発生しているという現状も見逃せません。そこで「ヴェンタリオ」では、ビュッフェスタイルをプリフィックスコースに変更し、規格外の野菜を積極的に使用するといった取り組みもスタート。購買課チームとの連携も強く、サステナブルな食材の調達に力を入れています。
例えば、水産資源と漁業のサステナビリティを推進している生産者から届く北海道の水ダコを使い、東南アジアの「ラクサ」からインスピレーションを得て、前菜に。
キーワードは、「サステナビリティ」「ローカルフード」そして「世界各国の食文化」。シェフが率いるチームは、今、それぞれの持ち場で同じような志を持ち、豊かなインターナショナル料理を取りそろえることに成功したようです。
メニュー構成は、ランチ・ディナーともにプリフィックスコースとアラカルト。まさに世界中の文化が出会うレストラン。開放感のある店内でメニューを開いた時から、旅の気分にひたれそうです。
「ヴェンタリオ」
所在地 東京都中央区日本橋室町2-1-1 マンダリン オリエンタル 東京 2F
フリーダイヤル 0120-806-823(レストラン総合予約9:00~12:00)
営業時間 ランチ:11:30~14:30(L.O.14:00)、土・日曜・祝日は、11:30~13:00と13:30~15:00の90分制
ディナー:18:00~21:30(21:00 L.O.)
定休日 月、火曜
料金 ランチ:プリフィックスコース(前菜3品、スープ1品、メインディッシュ1品、デザート1品)平日 5,280円、土・日曜・祝日 5,720円
ディナー:プリフィックスコース(前菜3品、スープ1品、シェフおすすめ1品、メインディッシュ1品、デザート1品)平日 7,920円、土・日曜・祝日 8,580円
※サービス料別
https://www.mandarinoriental.com/ja/tokyo/nihonbashi/dine/ventaglio
2023.08.24(木)
文=CREA編集部