ハリウッドで活躍する監督、俳優、歌手……スターたちが影響を受けた映画とは? 他では聞けない、ベスト3(人によってはベスト1、ベスト2の場合もあり)を紹介します。心に沁みるコメントも一挙掲載!
マイケル・ファスベンダー (Michael Fassbender)
1977年西ドイツ・ハイデルベルク生まれ。『ハンガー』('08)で英国インディペンデント映画賞主演男優賞受賞。主演作『SHAME -シェイム-』('11)ではヴェネチア国際映画祭男優賞受賞。新作『悪の法則』('13)に主演。
1位『ゴッドファーザー』('72米)
「僕の最も好きな家族ドラマ。スケールが巨大で、オペラティックで、血にまみれた歴史は僕の家族とそっくり!」
シシリーからアメリカに移住し、巨大なマフィアの頂点に立ったファミリーのドラマを克明に描く。
監督:フランシス・フォード・コッポラ/出演:マーロン・ブランド、アル・パチーノ
2位『ビッグ・リボウスキ』('98米)
「コーエン兄弟の映画のベスト。大男たちが奇妙なセリフを吐く、何ともユニークな映画」
同姓同名の大金持ちと間違えられ、誘拐事件に巻き込まれる男の騒動を描く。
監督:ジョエル・コーエン/出演:ジェフ・ブリッジス、ジョン・グッドマン、スティーヴ・ブシェミ
3位『ミーン・ストリート』('73米)
「スコセッシ監督初期の映画。凄みがあって、忘れ難い」
ニューヨークを舞台に、三流ヤクザと嫌われ者の悪友の孤独、友情、挫折等を描く青春群像劇。
監督:マーティン・スコセッシ/出演:ロバート・デ・ニーロ、ハーヴェイ・カイテル
2013.12.20(金)
成田陽子=取材・文
アフロ=写真提供