2023年7月18日(火)3:32に、月は新月となります。

 約29.5日かけて天の12星座をゆっくりと巡る月は、蟹座に入座しています。

 この時期に、どんな風に過ごすのがよいか、西洋占星術研究家の岡本翔子先生がアドバイスしてくれます。

人生のストーリーを紡いで

 蟹座の新月は、たいてい梅雨明けが待ち遠しい季節になります。

 この日は、理性より感情が主導権を握ります。そもそも蟹座の支配性は月なので、月本来の機能を発揮しやすいのでしょう。

 ある占星術家は、蟹座の新月を「母の娘の月」と名づけています。

 ただの“娘”ではなく、わざわざ“母の娘”とするのは、この新月が母性の持つエネルギーに満ちているからです。

 愛するものを守り育てる力や、彼らに対する無条件の愛を発揮する力が潜んでいます。

 また蟹座の新月には、生活全般を見直し、あなたにとって居心地のよい家や人間関係を築く力があります。

 経済的に安定する方法を模索したくなるかもしれません。お金の不安がなくなれば、好きなことや将来の目標に邁進できるようになるからです。

 この日は新月に対し魚座の海王星がトライン(120度)、牡牛座の天王星がセクスタイル(60度)となり、独創性やアーティスティックなセンスも与えてくれます。

 また山羊座の冥王星とは衝(180度)。ゼロからのスタートを切る運命的な力も加わります。

 この新月のもとでは、想像力が磨かれて物語を創る才能にも恵まれます。あなた独自の人生ストーリーを紡ぐのに最良の日となるでしょう。

〈『MOONBOOK 2023』(MdN)より〉

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岡本翔子 (おかもと しょうこ)

占星術家。ロンドンにある英国占星術協会で心理学をベースにした占星術を学ぶ。CREAでは創刊号から星占いを担当。月に関する著作・翻訳も多く、月の満ち欠けを記した手帳『MOONBOOK』は、17年続くロングセラーに。モロッコへの造詣が深く、砂漠で月や星を眺めるのがライフワーク。月と美容、ボディケア、料理などを絡めた記事も好評を博している。

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