2023年3月7日(火)21:40に、月は満月となります。

 約29.5日かけて天の12星座をゆっくりと巡る月は、乙女座に入座しています。

 この時期に、どんな風に過ごすのがよいか、西洋占星術研究家の岡本翔子先生がアドバイスしてくれます。

自分の個性や独創性を信じる

 “労働と奉仕”は、乙女座の基本的なテーマです。

 様々な人生の断片を経糸と緯糸になぞらえて、一枚の美しい織物を作り上げる。そんなイメージで満月の日を過ごしてみたいものです。

 この日には、人生を完成に導こうとする勤勉さと、人に尽くすことを喜びとする奉仕精神が与えられます。

 自分に課せられた役割に気づき、労働を苦労とみなさず喜びに変えることができたら、素晴らしい一日になるでしょう。

 とはいえ紡ぐ者の宿命として「ほころびを繕いたい」という欲求に駆られるのも、この日ならでは。

 他人の不完全な部分が気になり、重箱の隅をつつくような指摘をしてしまったり、自分の欠点が気になり自らダメ出しをしてしまったりもします。

 乙女座の満月の日は、いつも以上に心と体が敏感に反応します。健康をテーマに一日過ごしてみるのもよいでしょう。

 この満月の持つ純粋さがストイックに働けば、人を許す包容力が持てるようになるかもしれません。

 この満月に対し、自由と革命の星・天王星がトライン(120度)、火星がスクエア(90度)となります。

 無用な争いは避け、自分の発想や独創性を信じることで、この満月の力を最大限に活用することができるでしょう。

〈『MOONBOOK 2023』(MdN)より〉

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岡本翔子 (おかもと しょうこ)

占星術家。ロンドンにある英国占星術協会で心理学をベースにした占星術を学ぶ。CREAでは創刊号から星占いを担当。月に関する著作・翻訳も多く、月の満ち欠けを記した手帳『MOONBOOK』は、17年続くロングセラーに。モロッコへの造詣が深く、砂漠で月や星を眺めるのがライフワーク。月と美容、ボディケア、料理などを絡めた記事も好評を博している。

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