この記事の連載
- 宮城の魅力発見の旅 #1
- 宮城の魅力発見の旅 #2
- 宮城の魅力発見の旅 #3
- 宮城の魅力発見の旅 #4
氣嵐鑑賞の後は、魚市場前の「鶴亀食堂」でしっかり朝ごはん
氣嵐見学で夜明けから活動していたら、すっかりおなかもペコペコになりますよね。朝7:00から営業している「鶴亀食堂」は、魚市場の目の前にある漁師さん御用達の食堂。漁師さん直送の魚や、市場で仕入れたものなど、100%気仙沼で水揚げされた魚が揃っています。刺身や焼き魚など、いろいろな定食がありますが、ここはやはり「冬メカ」をチョイスするのが正解でしょう。
珍しいのがメカジキのハーモニカ煮。ハーモニカとは、背びれのつけ根あたりの部位で、ほろっと身がくずれて味も濃厚! カマ煮定食も人気だそうですよ。
鶴亀食堂のすぐお向かいには「ゆ」ののれんがゆれる銭湯「鶴亀の湯」があります。なぜ食堂なのに、銭湯も運営しているのでしょうか。
銭湯と食堂がオープンしたのは2019年のこと。それまで気仙沼には100年以上続く銭湯があって、長い航海を終えた漁師さんたちを出迎えていました。震災後も営業を続けていましたが、防潮堤建設のために泣く泣く廃業することに。失われた漁師さんの憩いの場を復活させたいという想いから生まれたのが、この銭湯と食堂だったのです。
ここは「ありがとう」と「おかえりなさい」の気持ちが詰まった、漁師さんたちに愛されるあったかな銭湯&朝めし屋なのです。
【鶴亀食堂&銭湯データ】
鶴亀の湯・鶴亀食堂
所在地 宮城県気仙沼市魚市場前4-5みしおね横丁内
電話番号0226-25-8834
営業時間 食堂 7:00~13:00 L.O./湯 7:00~15:00
定休日 火曜(祝日の場合は不定休)
※鶴亀の湯は男女入れ替え制(女性は要問合せ)、11~6月の営業は要問合せ
https://kesennuma-tsurukame.com/
1日目はメカジキや牡蠣など港町グルメを満喫し、宿にステイ。翌朝、早起きして氣嵐と市場を見学、そして漁港で朝ごはんが冬の気仙沼の黄金ルートです。
次回は気仙沼から南下して南三陸町へ。全国からグルメが訪れる南三陸タイ料理店や、注目のワイナリー、商店街などを巡ります。
冬こそ宮城!
まだ知らぬ美味・魅力発見の旅
2023.01.19(木)
文=嶺月香里
撮影=かとうまさゆき(氣嵐)、橋本 篤
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