徐々に世界を旅する人も増えてきましたが、自由に海外へ行かれなかった時期に、日本が誇る四季折々の魅力に改めて気付かされたという人も多いようです。

 だから今こそ、手が届くところにある日本の魅力を再発見してみませんか?

 日暮れが早い冬の時期だからこそじっくり楽しめる夜のイルミネーション、静寂に包まれた雪景色など、ウィンターシーズンの魅力をたっぷり味わいたいもの。

 特集では、各エリアの観光の達人に、その地が誇る自慢の絶景・風物詩について教えてもらいました。

 今回は、福岡県観光情報公式サイト「クロスロードふくおか」PR担当が選ぶ、冬の風景をご紹介します。

 日本の各地に息を呑むような素晴らしい景色が広がっています。この先の旅の参考にどうぞ!

» 日本の隠れ絶景・風物詩リスト


◆浮羽稲荷神社ライトアップアート2023

 山沿いに続く91基の色鮮やかな鳥居と、眼下に広がる筑後平野の眺望が楽しめる浮羽稲荷神社。浮羽稲荷神社ライトアップアート2023はこの神社を中心に行われるイベントで、境内では色とりどりの光のアートが繰り広げられる。

「九州屈指の絶景スポットとして有名な浮羽稲荷神社で行われるライトアップイベント。今回は、昨年からバージョンアップして開催されています。

 約300段の鳥居階段には100台以上の灯籠アートとライティングが施され、境内の森は光のオブジェ・プロジェクションマッピング・竹灯籠アートが。冬の澄んだ空気の中で照らし出される光が幻想的です。

 また、期間中は『光のマルシェ』も開催され、地元を中心とした飲食店の味も堪能してください」(「クロスロードふくおか」PR担当)

開催期間:2023年1月13日(金)~1月15日(日)、1月19日(木)~1月22日(日)
開演時間:18:00~21:00(受付開始17:00~終了21:00)

浮羽稲荷神社ライトアップアート2023 (うきはいなりじんじゃライトアップアート2023)

所在地 福岡県うきは市浮羽町流川1513-9
https://ukihalove.jp/ukihainari_rightupart2023/

◆河原谷の大つらら(通称:難所ヶ滝)

 河原谷の大つらら(通称:難所ヶ滝)は、一本松公園(昭和の森)から河原谷渓谷を90分ほど登った標高724メートルの場所にある、人気のつららスポット。

 1月から2月頃に寒期が訪れると、雨や雪解け水が岩肌をつたいながら凍り、無数の見事なつららができる。寒気が続くとつららの高さは20メートルになることもあり、できあがったつららの群れは、まさに大自然が作り出した氷の芸術。

 このダイナミックな景観を見るために、毎年多くの登山者が訪れる。

河原谷の大つらら(通称:難所ヶ滝)(ごうらだにのおおつらら なんしょがたき)

所在地 福岡県糟屋郡宇美町大字宇美
https://www.town.umi.lg.jp/site/spot/kanko136.html

2023.01.10(火)
文=佐藤由樹