アクティブに外遊びをするなら、美味しく手軽な「缶詰レシピ」がおすすめ!
キャンプに便利な食材のひとつが「缶詰」。常温で保存できるという大きなメリットがあるうえ、使わなかったら持ち帰れるのも気が楽です。
また、さまざまな種類の缶詰が出ているので、好みのものを見つける楽しさもあります。おいしいものやめずらしいものだけでなく、環境のことを考えて作られた缶詰や、支援になる缶詰などもあるので、ぜひチェックしてみてください。今回は3回に分けて、合計9缶の缶詰と、キャンプで食べたいアレンジレシピをご紹介します。
» 第2回 アレンジレシピ②
イノシシカレー缶で作る「簡単サモサ」
木桶で仕込んだ本格サバ缶の「だまこ鍋風スープ」
どの魚缶が届くかはお楽しみ「“今朝の浜”でとれた魚のチヂミ」
» 第3回(近日公開)
【レシピ①】ウクライナ支援缶詰でつくる「シャシュリックのキッシュ」
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最初のお料理には、売上金の収益分でウクライナを支援する取り組みを行なっている、黒潮町缶詰製作所の「ウクライナ支援缶詰セット」を使いました。高知工科大学の学生クラブ「商品開発部」の学生たちがウクライナへの支援を模索するなか、黒潮町缶詰製作所と共同開発することに。売上は「高知ウクライナ友の会」に寄付されます。
セットになっている3缶は、ともにウクライナの伝統料理で、主に地元・高知県の食材を使って作られています。ウクライナ出身で同大の助教の助言も受けながら再現した、本場の味が楽しめます。
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今回使った缶詰「シャシュリック」とは、ウクライナの串焼き肉。ハイキングやパーティーのときに野外で焼く、バーベキュー料理です。
そんなシャシュリックと餃子の皮を使って、スキレットでキッシュを焼きました。秋らしくきのことナスを入れましたが、具材はお好みで。餃子の皮を重ねて敷き詰めることで、パイ生地のようにパリパリした食感になりますよ。
黒潮町缶詰製作所 シャシュリック
3,000円(3缶セット)
https://www.kurocanshop.com/SHOP/OEM24-04.html
●材料(15cmスキレット1台分)
・シャシュリック:1缶
・しめじ:50g
・なす:1/3本
・バター:5g
・餃子の皮:8枚
・たまご:2個
・牛乳:50ml
・顆粒コンソメ:5g
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●作り方
(1) しめじは小房に分け、なすは輪切りにする。
(2) スキレットにバターを塗り、餃子の皮を底と側面に敷き詰める。

(3) ボウルにたまごを溶いて缶詰と牛乳、顆粒コンソメ、(1)を加え、(2)に流し入れる。
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(4) アルミホイルで蓋をし、焚き火やコンロに乗せて15分ほど遠火で焼く。

2022.10.14(金)
文・調理=吉川愛歩
撮影=深野未季