あれこれ持っていくのが大変なアウトドアに、これだけ持っていけばおいしくなる! というカンタン調味料は欠かせません。キャンプ好きでアウトドア料理に詳しい料理家・吉川愛歩が調味料をセレクトしました。

◆UMAMY 比内地鶏丸鶏ガラスープの素

 秋田県を代表する食材・比内地鶏を100%使った鶏ガラスープ。化学調味料無添加で、比内地鶏そのものの旨みを楽しめる。

 顆粒タイプで常温のまま持ち運びができるのも、アウトドアにぴったり。チャーハンや焼きそば、炒め物の味つけに、パラパラと振りかけるだけで本格的なコクのある味に。

 おすすめは、キャンプ場の近くで手に入れた地元の野菜をたっぷり使った比内地鶏のスープ。夏でも少し肌寒くなるキャンプの夜には、温かいスープがあると嬉しい。

 残ったスープにごはんやショートパスタを入れれば、朝ごはんにも。

ノリット・ジャポン株式会社

所在地 秋田県秋田市大町3丁目5-8 4F
電話番号 0800-800-8186
https://akita-zurali.jp/shopdetail/000000000930/

◆瀬戸内レモン農園 レモスコ

 国産レモンの産地として日本一を誇る広島県のレモンと、九州産の青唐辛子を使った和風のホットソース。

 レモンの酸味と辛さがクセになり、ついつい食欲も増してしまう風味で、これから暑くなる季節のキャンプにもこの爽快感がたまらない。

 レモンの酸味は海鮮とも相性がいいので、海や川に近いキャンプ場に行くときは、調達した海鮮をレモスコで食べるのがおすすめ。殻つきで焼いた帆立や牡蠣、串焼きにした川魚がいっそうおいしくなる。

 マヨネーズにレモスコを混ぜたり、バターにレモスコを加えたり、新しい自家製調味料を作る楽しみも。

ヤマトフーズ株式会社

所在地 広島県広島市西区三篠北町17-21
電話番号 082-509-5011
https://onlineshop.setouchi-lemon.jp/view/item/000000000051

◆按田餃子 味の要(発酵黒生姜入)

 丸い形の水餃子でお馴染みの按田餃子が作る、まさに味の要となるスパイス。

 コリアンダーやクミン、ガラムマサラが入ったスパイシーでちょっぴり辛い、カレー風味の調味料は、そのままごはんにのせて食べてもおいしい。

 餃子や唐揚げなどのおかずにつけるほか、パリパリキャベツと一緒に食べれば、それだけで立派なおつまみに。焚き火で炙ったソーセージにつけるのもおすすめ。口に入れるたびうっとりため息が出るほど味わい深い。

 これがあるだけでどんな料理も異国の香りが漂い、コクが増すので、ビールがすすむ。

株式会社 包田包

所在地 東京都渋谷区西原3-21-2
電話番号 03-6447-9633
(問い合わせはandagyoza@gmail.comにて)
http://andagyoza.shop-pro.jp/?pid=42963290

◆デイズキャンプ 燻製のたれ 醤油ベーススモークフレーバー 300ml

 アウトドアで人気の燻製料理だが、実際に燻製するとなると、スモークチップや燻製に使える調理器具などが必要になるので、初心者には難易度が高い。

 そんなときに使いたいのが、なんでも燻製味になるスモークフレーバーのたれ。かけるだけで燻されたような風味が楽しめる。

 おすすめは、ナチュラルチーズやミックスナッツに燻製のたれをかけてさっと炙るスモーク風味のおつまみ。同じ要領で、塊の豚バラなどにたれを塗りながら焼くのもおいしい。

 ゆでたまごを漬けておく燻製卵は、キャンプだけでなく家でも楽しみたい。

デイズユーティリティ合同会社

所在地 東京都江戸川区一之江7-33-18 ハナミズキビル1-A
電話番号 050-1471-0515
https://store.shopping.yahoo.co.jp/days-camp/days-smoke.html

◆キッコーマン サクサクしょうゆアーモンド

 ローストアーモンドとフリーズドライのしょうゆ、フライドガーリックのサクサク食感が楽しい万能調味料。

 ごはんや素麺などにかけるのはもちろんのこと、カリカリに焼いたパンにのせたり、パスタと和えたりしても。

 ただ焼いただけの野菜につけるだけでも香ばしさがやみつきになるので、マンネリ化してしまいがちなバーベキューのソースにもおすすめ。

 どんな料理とも合うので、いつものおかずやおつまみにひとさじプラスするのもおいしい。

 ホットサンドメーカーがあったら、チーズとサクサクしょうゆアーモンドを挟んで焼いてみて。

キッコーマンこころダイニング株式会社

所在地 東京都港区西新橋2-1-1 興和西新橋ビル
フリーダイヤル 0120-850-904
https://cocoro-dining.co.jp/shop/products/detail.php?product_id=54

2022.05.01(日)
文=吉川愛歩
写真=平松市聖