この記事の連載
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のっけることで生まれる、新たなおいしさ。フードライターの白央篤司さん、ごはん同盟のしらいのりこさんが「のっけて、食べる」楽しさを、毎日交互にレシピ付きで綴っていきます。
きょうの当番は、白央さん。
vol.95 仙台麩の玉子とじ丼
お麩、使ったことありますか? 大きさや形もいろいろ、煮ものや汁ものの具として様々に使われていますが、私が好きなのは仙台麩。これ、試してみてほしいんだなあ。
油麩、仙台油麩の名前でも呼ばれていますが、香ばしい揚げ麩です。わりに全国各地のスーパーでも見かけるようになりました。お出汁を吸わせて、玉子とじにすると実にうまい。
袋から出すと、こんな感じ。すぐに水分を吸って柔らかくなるのも特徴です。
■材料(1人分)
・仙台麩:15g程度
・卵:1個
・玉ネギ:60g
・めんつゆ(ストレートタイプ):90ml
・酒:小さじ2
・細ネギ:少々
・ごはん:1膳分
■作り方
(1) 仙台麩は1センチ幅に輪切りにし、玉ねぎは薄切りにする。卵は溶いておく。
(2) フライパンに玉ねぎ、酒、めんつゆを入れて沸かし、煮る。
(3) 玉ネギに火が通ったら、仙台麩を入れて、溶き卵を入れてとじる。
(4) 器にごはんを盛り、(3)をのせて刻んだ青ネギを散らす。
ほのかにカツ丼的なおいしさがありつつ、胃には軽いのも気に入っています。
さてさて昨日の盛岡じゃじゃ麺、肉みそに舞茸を入れるってのがおいしそうだったなあ。それで思い出したけど、私はミートソースに干ししいたけの出汁を入れるの、好きなんです。いつかここでも紹介しますね。
Column
のっけて、食べる
のっけることで生まれる、新たなおいしさ。フードライターの白央篤司さん、ごはん同盟のしらいのりこさんが「のっけて、食べる」楽しさを、毎日交互にレシピ付きで綴っていきます。
2022.10.17(月)
文・撮影=白央篤司
イラスト=二村大輔