この記事の連載

 のっけることで生まれる、新たなおいしさ。フードライターの白央篤司さん、ごはん同盟のしらいのりこさんが「のっけて、食べる」楽しさを、毎日交互にレシピ付きで綴っていきます。

 きょうの当番は、白央さん。

» きのうのレシピ「自作イクラ黄身おろしのっけ丼」


vol.93 海鮮あんかけのっけそば

海鮮あんかけのっけそば。
海鮮あんかけのっけそば。

 カット野菜と冷凍シーフードミックスだけで作るあんかけ焼きそば、手軽でいいですよー! カット野菜は炒めもの用150グラム入りを使いましたが、ペロッといけます。野菜不足の人にもおすすめ。

■材料(1人分)

・カット野菜(150g入り):1パック
・冷凍シーフードミックス:80~90g程度
・かた焼きそば:1人分
・鶏がらスープの素:小さじ2/3
・醤油:小さじ1
・塩、こしょう:少々
・水:100ml
・酒:大さじ1
・サラダ油:小さじ1
・水溶き片栗粉:水、片栗粉を小さじ2ずつでよく混ぜ合わせる

■作り方

(1) シーフードはパッケージの指示どおりに解凍しておく。

(2) フライパンに油をひいてカット野菜を入れ、軽く炒める。

(3) フライパンに水、鶏がらスープの素、醤油、(1)を入れ、フタをして6~7分煮る。

(4) 一度味見をして、塩こしょうで味をととのえる。水溶き片栗粉でとろみをつけ、皿にかた焼きそばをのせて、あんをかける。

 水溶き片栗粉ですが、混ぜたらすぐに加えてください。粉が沈殿しやすいのでね。で、私はこの作業がとても面倒なので「水溶きいらずの片栗粉」的なものを買っています。粉のままふりかけて、混ぜればとろみがつく便利なもの。スーパーでもよく売られていますよ。

 作り方の(4)で味見をするのは、鶏がらスープの素の塩気がものによって結構違うため。お酢が平気な方は、塩気を弱めて仕上がりにお酢少々をかけてもおいしいです。

 しかし昨日のしらいさんのイクラ、うまそうでしたねえ。黄身おろしってのがオツというか「にくいねッ!」というか。日本酒持って遊びに行こう。

おいしいもののっけ隊(隊員2名)

白央篤司(はくおう あつし)

「暮らしと食」がテーマのフードライター。日本各地のローカルフードに詳しい。著書に『自炊力』(光文社新書)など。オレンジページやメトロミニッツなどでコラム連載中。
https://www.instagram.com/hakuo416/


しらいのりこ

お米料理研究家。米農家出身の夫、シライジュンイチと共にごはん好きの炊飯系フードユニット「ごはん同盟」として、美味しいご飯の炊き方やお米の料理、ごはんに合うおかずなどのレシピ考案を行う。
https://linktr.ee/shirainoriko

» 連載「のっけて、食べる」レシピ一覧

次の話を読む【たっぷり野菜の麺レシピ】 舞茸入り肉みそのっけうどん 盛岡じゃじゃ麺の味を再現!

← この連載をはじめから読む

Column

のっけて、食べる

のっけることで生まれる、新たなおいしさ。フードライターの白央篤司さん、ごはん同盟のしらいのりこさんが「のっけて、食べる」楽しさを、毎日交互にレシピ付きで綴っていきます。

2022.10.15(土)
文・撮影=白央篤司
イラスト=二村大輔