「こんなそうめんがあったのか!」
8位 PREMIUM 小豆島手延素麺
(銀四郎麺業/小豆島)
小豆島のそうめんですが細いです。特徴的なのはそのコシ。噛んだ瞬間はムニッとした小豆島のそうめんらしさを感じるのですが、麺の中心部にそれとは明らかに異なる太くてしっかりとしたコシの層が出てきます。「こんなそうめんがあったのか!」と驚きました。
7位 菊川の糸
(山崎製麺/山口県下関市菊川町)
プツプツプツッという気持ちのいい歯切れは、気泡緩衝材をプチプチプチッと潰すあの感覚に通じるものがあります。口内が楽しいそうめん。現在、菊川町にそうめん生産者は4軒しか残っていません。ぜひ多くの方に菊川素麺のおいしさを知っていただきたいです。
6位 雲仙の白糸
(川﨑/長崎県南島原市)
雲仙の白糸も島原手延べそうめんです。一般的なそうめんの内容量・300gに換算すると237円でした。手延べそうめんとしては尋常ではない安さです。けど、噛むとブチブチブチッと雪崩のごとく弾け、私が食べたそうめんの中でもトップ3に入るコシの強さでした。
マツコ・デラックスさんも絶賛のそうめん
5位 手のべ素麺
(手のべ陣川/長崎県南島原市)
湿度を最適に保つため、製麺所の屋根や床にまでこだわってそうめんを作っている手のべ陣川。そんな陣川が作り出す手のべ素麺はブチブチッという歯切れがして、小麦の風味も豊か。力強さを感じさせてくれるそうめんです。「マツコの知らない世界」(TBSテレビ)でマツコ・デラックスさんも絶賛していました。
4位 手延べ素麺
(池利/奈良県桜井市)
こちらは全国に店舗展開しているグルメストア・久世福商店のプライベートブランドですが、製造者は池利で、実質的には三輪素麺です(池利は三輪素麺の中心的存在)。三輪素麺の特徴は細さとブチブチッという強い歯切れ。この手延べ素麺も細くてコシが強く、これぞ三輪素麺!と膝を打つおいしさです。
2022.08.21(日)
文=後藤 ひろし(ひろぽん)