【2022年8月】悟明老師が占う「アジアの動き」

 東南アジア=太陽星には、吉星の禄存。経済面、健康面での人々の願いが叶いやすいひと月です。タナボタ的な幸運を手にする国も出てくることでしょう。

 台湾=天同星には、凶星の鈴星が入りますが、天同星の力に押さえつけられるため、特に心配はありません。武曲星の宮に入る右弼と、七殺星の宮に入る文昌星の好影響を受け、立ちこめていた暗雲も晴れ渡っていきそうです。現実に鑑みると、新型コロナウイルスの感染拡大が収まりを見せるなど、明るいニュースが聞かれることでしょう。

 中国=武曲星は、前述したように指背の影響で他国への誹謗中傷が目立つほか、陀羅と巨門星にある火星がグルになって悪事を働く……という星回り。

 巨門星はロシアです。中国とロシア、非民主主義国家同士の企みと聞いて、明るい気持ちになる人は少ないのではないでしょうか。

 北朝鮮=天梁星には、凶星の陰煞が入ってきますが、大きな影響はないでしょう。

 ちなみに、天梁星と武曲星は同じ派閥の星。一見仲が良く、会えば笑顔で握手をするものの、隙あらば利用してやろうという腹黒さをお互いが持っています。それが北朝鮮と中国の関係です。利害が一致したなら、徒党を組むこともおおいにあり得ます。

 この時期、その標的となりそうなのが、七殺星=日本と韓国です。七殺星と武曲星は、基本的に対立しやすい星ですが、宮に入ってくる星回りによって、関係性が変化します。これから始まる8月は、武曲星が敵対心を剥き出しにする兆しがあります。

 さらに、この時期の武曲=中国は、ロシアや北朝鮮と手を取り合う可能性が高く、日本と韓国は、この3つの非民主主義国家から揺さぶりをかけられるかもしれません。

 七殺星=日本と韓国には、吉星の文昌、凶星の捲舌と地刼が入ってきます。文昌は大きな吉星ゆえ、安定をもたらすように思われますが、凶星がもたらす問題には注意しておきたいところです。

 まず、捲舌は、言葉によるいざこざを意味します。参議院議員選挙後の日本は、その結果に納得しない人々による政治批判が続くように思われます。また、宗教と政治の関係にも注目が集まり、さまざまなシーンで舌戦が繰り広げられることでしょう。そうした空気の中、国民の間での分断、対立構造が目立つようになるかもしれません。

 そして、地刼が意味するのは天災です。いつ起きてもおかしくないと言われ続けている大地震をはじめ、時節柄、台風や豪雨も多くなるので、自然災害に対する備えを万全にしておきたいところです。

 明るいニュースばかりではないとは思いますが、星回り的には日本は安定基調。仕事運も悪くはありません。ただ、安易な転職は避けたほうがいいでしょう。

2022.07.30(土)
文=堀 由美子