台湾の饒河街夜市での鳥卦(神鳥占い)が“当たる!”と評判の悟明老師。実はあらゆる占術に精通していて、台湾ではメジャーな紫微斗数での鑑定も行っています。

 そこで、日本の読者のために、毎月の世相を紫微斗数で読み解いてもらうことに。ここでは大局をみる際に使われる「天下第一盤」で占います。


【2022年8月】悟明老師が占う「世界の動き」

 全世界的な関心事は、まだまだ新型コロナウイルスとウクライナ侵攻関連、この2つの問題にあるといえるでしょう。

 新型コロナに関しては、変異株による感染拡大が起きている国もありますが、星回り的には、初期のようにバタバタと人が倒れるような状況になる兆候は見られません。ウクライナ問題に関しては、各国のリーダーたちが水面下で協議をはじめ、調停に向かうように見て取れます。

 8月は、これらの問題がくすぶりはしますが、人々がパニックを起こすような事態にはならないと思われます。

 では、今月の鍵となる4つの星から見ていきましょう。

 この月のポイントとなるのは、カナダを示す貪狼星、アメリカを示す太陰星、この時期は武曲星=中国の宮に入る右弼星、ヨーロッパ&中東を示す天機星です。

 貪狼星=カナダは、吉星の化禄を伴います。さらに左輔、解神という2つの吉星もあるという喜ばしい星回り。貪狼星の象徴である娯楽関係の活性化が期待できそうです。エンタメ、旅行やホテル、服飾業界にとっての好機が訪れるでしょう。また、解神から受ける力は、ウクライナ問題の調停役として発揮される可能性もありそうです。

 太陰星=アメリカには、吉星の化権が入ります。生活の質を高める物事は、いずれも好調となる星回りです。不動産の売買、服飾や旅行、エンタメなどを楽しむことで、より大きい充実感や満足感を得たいと思う人々が出てくるのではないでしょうか。

 そして、貪狼星と太陰星は強く影響し合うため、8月は北アメリカが全世界の娯楽や不動産業界を勢いづける台風の目となるでしょう。

 右弼星は、この時期、武曲星=中国の宮に入り、吉星の化科を伴います。しかし、陀羅と指背という2つの凶星に加え、巨門星にある凶星の影響を受けるため、8月中の見通しは明るくありません。特に、気になるのが誹謗中傷を象徴する星・指背の存在。いつも以上に他者への口撃が増える可能性大。これからのひと月は、日本や台湾に対して、何かと干渉してきたり、批判してきたり……という場面が多くなりそうです。

 天機星=ヨーロッパ&中東は、凶星の化忌を伴います。化忌は不穏な存在ですが、幸い、吉星の天喜が入ってくるため、災いを福に変えていけそうです。考えられるのが、サル痘のような感染症の問題。人々が恐れをなし、不安が渦巻く状況となるかもしれませんが、薬をはじめとした制御法が早々に見つかるなどして、安心を取り戻す……そんなイメージが見えてきます。それは、経済を回す原動力となっていくでしょう。

 では、その他の星を見ていきましょう。

 南アメリカ=紫微・天府星の宮には、何の星も入ってきませんが、太陰星や貪狼星の影響を受け、太陽に照らされるかのようなひと月に。

 インド&アフリカ=破軍星には、凶星の羊刃が入ってきますが、この影響は大きくなく、吉星が並ぶ貪狼星と三方四正で繋がるなどの好材料があることから、我々が大事件のニュースを耳にすることはないでしょう。

 ロシア=巨門星には、大きな吉星である魁罡が入ってきます。これは、天から大帝が遣わされ、人々の苦しみを和らげるという状況を意味します。火星という凶星がひとつありますが、大吉星の魁罡の力が勝ります。

 ウクライナやベラルーシなどの東ヨーロッパ諸国を示す廉貞・天相星には、吉星の文曲が入っています。そして、巨門星にある魁罡と好影響を与え合うという星回り。

 これら2つの宮の星回りを見る限り、ウクライナとロシアの状況は我々が思うほど深刻ではなく、また各国による水面下での調停も予想されるなど、停戦への動きが着々と進むひと月となるように感じられます。

2022.07.30(土)
文=堀 由美子