仁木で結実した夢のフィールドビュー
◆Le Rêve Winery(ル・レーヴ・ワイナリー)
![農地としては3.5ヘクタールあるなか、現在ブドウが植栽されているのは2.2ヘクタールあまり。赤ワイン用にはピノ・ノワール、メルローなど4種類、白ワイン用はシャルドネ、ピノ・グリなど9種類、計13種類を育てている。](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/2/1/1280wm/img_2106a127b7c2e5933ba72e585b455621200905.jpg)
札幌で医療関連業務に従事していた本間裕康さんと真紀さん夫妻は2014年、ワイン造りを志して仁木に移住した。
![自宅はカフェや民泊も一体型。職住近接。](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/f/d/1280wm/img_fddfad4749a94b0f1478614254b1271a142461.jpg)
’15年に農地を購入し、翌年にはブドウ栽培を開始。'18年にはカフェを開き、収穫の喜びも知った。その間2年以上にわたり、余市のワイナリーに通って醸造を学んだ。
![カフェのカウンターには自家醸造のボトルがずらり。](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/b/6/1280wm/img_b62c64be43e23fd06ab053fa1f6fad31212734.jpg)
'18年に委託醸造してリリースした“MUSUBI”も'20年には自家醸造へ。夢を形に積み上げた。
![カフェは全席から畑が見えるフィールドビュー。](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/5/c/1280wm/img_5cd77c9639c87f2038464828296d818b139123.jpg)
「一面に広がるブドウ畑の景色が大好き」だから、1階のカフェはガラス張りで席は窓向き。建物内に設えた民泊用の部屋の窓からもブドウ畑の風景が広がる。
![8種類のブドウを混醸して自社醸造される“MUSUBI”。ケークサレ 400円などの軽食も。](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/f/b/1280wm/img_fb9ed3cbbd019b9e65d3241a32d7eef3118329.jpg)
自家醸造ワインへの評価も上々で、夢は「敷地内にオーベルジュを作る」こと。ワインとともにワイナリーもまた熟成されていく。
Le Rêve Winery(ル・レーヴ・ワイナリー)
所在地 北海道余市郡仁木町旭台303
電話番号 0135-31-3311
営業時間 11:00~14:00
定休日 月~金曜(10~4月冬季休業、その他収穫・醸造時期は不定休)
※グラスワイン850円~。
https://le-reve-winery.com/
2022.07.23(土)
Text=Tatsuya Matsuura(babakikaku)
Photographs=Takashi Shimizu
CREA Traveller 2022 vol.3
※この記事のデータは雑誌発売時のものであり、現在では異なる場合があります。