ドクターが実践する、活性酸素と無縁になるための生活習慣

 では、実際に西嶌先生が実践しているサビない食生活とは? つくらせない、除去するというWのアプローチからご紹介しましょう。

◆活性酸素をつくらないためにしていること

【活性酸素をつくりだす原因】
・食品添加物
・紫外線
・電磁波
・過度な運動
・喫煙(副流煙)
・大気汚染物質

 「先の図でも紹介しましたが、活性酸素をつくりだす原因となるものを徹底的に排除する生活を心がけています。加えて、アルコールを飲みすぎないようにもしています。

 また、『体の声を聞く』ことも重要視しています。疲れていたら寝る、お腹が空いていなかったら食べない、生理前など体調を崩しがちなときは前もって仕事などを調整する、などです。

 睡眠もしっかりとっています。睡眠は、自律神経のバランスや体内リズムを整え、体内を解毒したり傷んだ細胞を修復してくれたりする、まさに“美肌のために毎晩処方されている、魔法のくすり”。利用しない手はありません。
 
 ほかにも、水素ケアを取り入れています。水素は活性酸素と結びつくと最終的に水になり、無害化されます。水素水や水素サプリメントの飲用、クリニックでの点滴や入浴剤を使った水素風呂なども活用しています」

◆活性酸素を除去するためにしていること

 「活性酸素は、体内の酵素によって分解されますが、発生量が多すぎると無毒化が間に合わずにダメージになってしまいます。酵素と共に活性酸素から身を守ってくれる『抗酸化物質』を取り入れることを意識しています。

 サプリメントも活用していますが、なるべく食事からとるのがおすすめです」。

 実際に意識して摂取している成分と、よく作るメニューを教えてもらいました。

・ビタミンC

「一度に大量に摂取しても余った分は尿から排出されるので、野菜、果物、芋類などから、毎日摂取しています」

・カロテノイド(αカロテン、βカロテン、βクリプトキサンチン)

「にんじん、ほうれん草、かぼちゃなどの緑黄色野菜などに多く含まれます」

・ビタミンE

「共に抗酸化力のあるビタミンA、Cと一緒に摂取すると相乗効果があります。植物性油脂、ナッツ類、かぼちゃなどに含まれます」

・ポリフェノール

「赤ワインに含まれるアントシアニン、大豆のイソフラボンに代表されるフラボノイド系ポリフェノール、コーヒーのクロロゲン酸、米ぬかのフェルラ酸などの非フラボノイド系ポリフェノールなどを意識して摂取しています」

・イオウ化合物

「活性酸素の中でも特に毒性の強い、ヒドロキシラジカルも除去します。にんにく、ネギ、玉ねぎ、ニラなどに含まれます」

【抗酸化物質を摂取できるメニュー】
・ニラとトマトの卵炒め
・ミネストローネ
・キャベツやブロッコリーのニンニク炒め
・生の玉ねぎやニンジンで作ったドレッシング

 先生のメニューを参考に、抗酸化物質を含む食材を積極的にとって、肌老化を防ぎ、美肌をめざしましょう。

西嶌順子

恵比寿形成外科・美容クリニック院長。看護師、助産師を経て、形成外科専門医になった異色の経歴の持ち主。自身の経験に基づく産後やプレ更年期など多くの女性の悩みに寄り添い、専門医の立場から等身大の情報を発信している。

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