●持ち方を変えるのが〇
では、どうして髪がなびくのか?
実際の様子で確認してみましょう。
私は普段、利き手の右手でドライヤーを持ちながら、左手で頭皮を触ったり、髪をとかしたりします。
左側から乾かすのですが、鏡を見て確認すると、左側は難なく「上から」風を当てることができていました。
続いて、右側はどうかというと、耳の上辺りまでは、右手でドライヤーを持ったままでも、上から風をあてることができていました。
続いて、問題の「耳付近」部分です。
真上から風を当てようとすると、頭のカーブが邪魔になるので、無意識に少し腕を下げていました。すると、そこから当たる風は、耳に対して横からの風。
つまり、私はドライヤーで髪を乾かしている時、耳付近やそれより下の部分では、手を無意識に真横にしてしまっていたのです。
そのため風向きも横からになり、いくら左手で頑張って髪を下にとかしつけても、爆風が髪をなびかせて、パサパサ髪にしてしまう……。ちなみに、ドライヤーを下向きにしたまま耳横に風を当てるのは可能ではあるのですが、腕への負担が大きく、無意識に楽な横向きに移動しているようでした。
そこで右側を乾かす時には、「ドライヤーを左手に持ち替えればいい」と言われたので、やってみたところ、ここでめちゃくちゃ違和感が!
「右手偏重」で生きてきたせいか、「左手でドライヤーを持つ」というのが、予想外に難しいのです。
すると、「利き手でドライヤー本体を持つのもオススメですよ」とハホニコ・広報の古賀さん。
持ち手部分ではなくて、本体を直接持てばいいと言うのです。
やってみたところ、これがとっても簡単で、予想以上にスムーズに「上から髪に風を当てる」ことができました。
その後、自宅でも本体部分を手に持って乾かすようになったところ、パサつくことなく最後まで乾かせるようになりました。
おかげで、右側の毛先のパサつきがだいぶ少なくなった気がします。
なお、我が家ではダイソンも使用するのですが、ダイソンでも持ち方を変えると風向き調整がラクでした。
ドライヤーの使い方って、そういえば習ったことがありませんでしたが、ちゃんと聞いたり、アップデートしたりするのは大事だと痛感しました。
毎日の習慣ですから、気になることがある時は、美容院などで相談してみるといいのではないでしょうか。
ハホニコの皆さま方、今回もありがとうございました。
Column
にらさわあきこの日々是実践美容道
新人美容研究家のにらさわあきこが取り組む美容道。アラフォー超えて、本格的に真剣に取り組むことになった「美容体験」や「美容習慣」の考察記。
2022.07.03(日)
文・写真=にらさわあきこ