「大泉洋がちょっとコミカルで良い味だしてる。亀と寝てる所にガッキーが現れた時のおったまげた顔は最高の演技」(71・男性)

「最初イメージが全然違うと思っていましたが、今ではすっかり大泉洋=頼朝です。あの顔で冷酷さを出せるのがすごい」(63・女性)

「高貴な頼朝、黒い頼朝、コミカルな頼朝。変幻自在です。『亀の前事件』の予告での『ここまでするか?』には爆笑してしまいました。予告で笑わせられたのは初めてです」(52・男性)

「名家の家長で権威主義的態度を取っていた人物と思っていたが、大泉洋の演じる間抜けなキャラクターがこのイメージを覆し、女たらしで戦場では気弱な人物としているのが笑いを誘っている。やはり三谷幸喜のイメージチェンジ作戦と了解」(63・男性)

「こんなにだめだめな頼朝に大泉さんの演技もあいまって面白くて面白くて一番印象的です」(32・女性)

「頼朝と言えば猜疑心が強く近寄りがたい。また木仏金仏石仏。情に流されない冷淡な人。そのようなイメージをいだいていました。大泉洋さんは人間味に溢れた頼朝を演じ、いままで私が抱いていた頼朝像を見事に打ち砕いてくれました。真剣さの中に滑稽。見事な頼朝を演じていると思います」(70・男性)

「流人として忍耐の日々を過ごし容易に本心を見せず周囲を窺い機会を窺い人たらしの技を磨き目的のためには手段を選ばない冷徹さを持ちつつ神仏をあつく敬い家族を愛するという複雑極まりない人物を大泉洋が毅然とかつコミカルに演じている」(65・男性)

「毎週、Twitterで『鎌倉殿どうでしょう』とつぶやかれまくる頼朝、さすが皆の人気者、大泉洋です。源平合戦で敗れて逃げ惑う時、あちこち連れ回されてぼやく姿はまるで『水曜どうでしょう』。ひとたらしな姿もやはり洋ちゃんだけど、この先、冷酷無比な頼朝になるのはちょっと怖いです。観たいような観たくないような……」(55・女性)

「平家打倒を果たしながらも検非違使の役職を無断で受領した義経を終生許さず、終には討ち果たしてしまう、今まで描かれてきた冷酷で厳しい政治家頼朝像とは異なり、関東武士のまとまりのなさに嘆き、義経の来訪に感激する女好きの頼朝に普通の人間像を感じ、親しみを覚える。大泉洋の好演も良い」(62・男性)

2022.05.15(日)
文=「文春オンライン」特集班