「やや優柔不断な頼朝に頼りなさを感じているものの、娘の政子が頼朝に嫁いだこともあり、結局は婿殿を応援し、また若い嫁のりくに頭が上がらないところも微笑ましいからです」(39・男性)
「役者がいい。狩野川流域の地味な小豪族の家長だったものが、息子たちの頼朝に対する入れあげによって引き起こされる激動に翻弄される様子、家長としての喜怒哀楽がたっぷり表現されている。こういういい役者が演ずるとたしかに役が動き出す」(74・男性)
3位 北条政子(小池栄子)
弟・義時と共に夫である頼朝を支えたとされる北条政子は、「尼将軍」と呼ばれ、自ら武士たちの指揮を執ったとの逸話も有名です。それゆえ、何かと苛烈な女性として描かれがちな人物でしたが、本作で小池栄子演じる政子は、強い意志を持ちながらも、一目ぼれした頼朝を一途に想う健気さも評判に。
「『わが道を行く』感がユニーク」(65・男性)
「当時の武家の棟梁の妻としての立場にプライドを持ち、守るべきものは守りつつ逆に幕府を守る為に非情な決断をする等、本当に激動の人生だったと思います。その為に愛する者達を何人も失いそれでもひたすらに前を向いて、愛する夫頼朝と築いてきた鎌倉幕府をリードし続けたゴッドマザー」(50・女性)
「女性だって、その時代の重要な構成員、ということを感じさせてくれる」(51・女性)
「眼力が凄い。可愛らしくも芯があり、今までの北条政子よりも愛くるしい。歴史と大きく関わってくるこれからが見もの」(63・女性)
「チャーミングでいて、芯がしっかりして、皆を束ねる力を持っている。人間味溢れて魅力的です。無鉄砲な部分があっても自分の信念を曲げず愛に溢れる政子が好きです」(40・女性)
「頼朝との場面。お二人の息のあったコメディセンスに安心して笑えます」(63・女性)
「今までの岩下志麻さんなど北条政子はきついというキャラだったと思うが、今回の北条政子はきついという部分と愛らしさがあるので楽しい」(56・男性)
2022.05.15(日)
文=「文春オンライン」特集班