◆夏井のハザ木

 ハザ木は、収穫した稲穂を干して乾燥させるために田んぼの周りに植えた木のこと。かつては越後平野でよく見られたが、今では耕地整理や道路整備、稲作の機械化により、すっかりその姿を見なくなった。

 しかし、夏井では地元の自治会の人々の熱意で現在までハザ木並木が守られ、今でも約600本のハザ木が残されている。

「弥彦山の麓に広がる新潟市西蒲区夏井には、今もハザ木が保存されており、夏には青々とした水稲が一面に広がって、雄大な越後平野に懐かしい日本の風景を見ることができます」(「にいがた観光ナビ」PR担当スタッフ)

夏井のハザ木(なついのはざき)

所在地 新潟県新潟市西蒲区夏井
https://niigata-kankou.or.jp/spot/7415#

◆虫谷の入江

 虫谷の入江は、佐渡島の虫谷集落の手前にある溶岩でできた海岸地帯。

 海水の透明度は抜群で、水中に生息するたくさんの海中植物や生物が見えるほど。晴れた日にはサファイアブルーに輝く海を見ることができる。

 「ごつごつした岩場の間に円い模様が特徴的な枕状溶岩が見られる、青く輝く神秘の入江です。

 徒歩で行くこともできますが、小木ダイビングセンターのシーカヤックまたは力屋観光汽船のモーターボートを利用するのがおすすめです」(「にいがた観光ナビ」PR担当スタッフ)

虫谷の入江(むしやのいりえ)

所在地 新潟県佐渡市小木虫谷

2021.07.17(土)
文=佐藤由樹