【6月26、27日】週末何しよう？
翌週が楽しくなる週末の過ごし方5選

　興味あることは沢山あるけど、「To Do List」じゃ重すぎる、スローなウィークエンドにしてほしい。そんなあなたのために、ゆるーい週末の過ごし方ガイドをCREA編集部が5つピックアップしてみました。

　もちろん、今週末は部屋でゆっくり寝て過ごしちゃう、なんてのもOK。だって、週末はまた来週もやってくるんだから。

①weberによる『大Tシャツ展』が開催中

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　実店舗を持たないノマドな古着屋『weber(ウェーバー)』。神出鬼没とも言われ、都内の商業施設内の店舗を中心にポップアップストアを展開しています。“自分たちが好きなもの”を主軸にしながら映画・音楽・アートなどのヴィンテージアイテムの収集・販売や、映画作品とのコラボレーションも行っています。

『weber』の面白いところはもともとは1人の“古着が好き”という思いから、しかも副業からスタートしたというところ。お店に行き、そのラインナップを見ればその熱量、そしてその真っすぐさに気づくはずです。

　約1年ぶりの開催となる今回は、映画Tシャツを中心に1,000枚近くのTシャツをラインナップ。宮下パークのTOKiON the STOREで開催中です。数千円の手に取りやすいものから数十万円もするレアものまで取り揃え、店舗とオンラインストアで販売しています。

『weber』の名前の由来でもある、写真家ブルース・ウェーバーのTシャツはもちろん、アートや音楽、幅広いラインナップは必見。中でも映画Tシャツの品ぞろえは群を抜いています。思い出の映画のTシャツを探してみるのも良し、逆に買ってみたTシャツから映画を観てみるのも世界が広がって面白いかも。

　話題のイベントだけあって既にかなりのアイテムが売り切れてしまっているとのことなので、お早めに。　一生モノのTシャツと出会えるチャンスですよ！

②川内倫子 の写真展「Under the same sky」が開催中

　国際的に活躍する写真家・川内倫子の写真展「Under the same sky」が恵比寿・MA2 Galleryで開催中です。

　写真集『Des oiseaux』からの新作を中心に、川内が過去に撮影してきた鳥の作品を厳選して展示しています。この最新の写真集はフランスの出版社Editions Xavier Barralとの共同出版。同社が刊行している「Des oiseaux(On birds)」という鳥をテーマにした写真集シリーズに連なる1冊になっています。

　自宅近所に巣を構えたツバメの営みの撮影を通じて川内は「黙々と餌を運ぶ親ツバメを見ていると、ただ子供にご飯を食べさせることが、それだけでも親の役目は十分に果たしているよね、とシンプルに思わせてもらえて、なんだか励まされるような気持ちになり、塞いだ気持ちが晴れていくようだった」と振り返ります。

　その言葉通り、柔らかくも力強い生命の、そして自然の力が感じられる作品たちは塞ぎがちな私たちの心を前向きにさせてくれます。写真集からの展示作品の他にも、4層あるギャラリー空間を生かして「はじまりの日」「光と影」など過去のシリーズの作品も展示されています。

　まるで夢の世界の一コマのように幻想的でありながら確かな質感を持った川内さんの写真をゆっくりと眺める週末もおすすめですよ。

2021.06.24(木)
文＝CREA編集部