■一般人と変わらない“普通さ”に親近感が湧いてくる
また、「#10 なんか色々お初な日。」は二宮さんと中丸さんがドライブで横浜に向かう回でしたが、こちらでは二宮さんが「Mるか」と某ファストフード店・Mに行こうと提案し、中丸さんがサクッと店内に買いに行くのです。
嵐とKAT-TUN、こんな大御所タレントがMなんてリーズナブルなお店に行かないんじゃないかと勝手に思っていました。ですが2人の自然な会話を聞く限り、普段から利用しているであろうことが伝わってきて、その庶民感覚に好感度がググッとアップ。
続く「#11 今日は山田君の誕生日」は二宮さん、中丸さん、菊池さんが山田さんの誕生日を祝うという回でしたが、バースデーパーティーの飾りつけとしてはかなり適当&地味。しかも食べ物は「#10」のドライブ中にMで買ったナゲットのみ。おそろしく雑な誕生日会に山田さんも苦笑いを連発するのです。
しかし、こういったユルさこそが、やはりこのチャンネルのウリなのでしょう。
それもこれもリーダーである二宮さんの人柄によるものだと思いますが、メンバーたちは肩肘張らないリラックスムード。我々一般人と変わらない“普通さ”が滲み出ていて、とても親近感が湧くんですよね。
『ジャにのちゃんねる』が『中田敦彦のYouTube大学 - NAKATA UNIVERSITY』のチャンネル登録者数を抜き去る日が来るのか――注目です。
堺屋 大地(さかいや だいち)
恋愛をロジカルに分析する恋愛コラムニスト・恋愛カウンセラー。現在は『文春オンライン』(弊社)、『smartFLASH』(光文社)、『週刊女性PRIME』(主婦と生活社)などにコラムを寄稿。これまで『女子SPA!』(扶桑社)、『スゴ得』(docomo)、『IN LIFE』(楽天)などで恋愛コラムを連載。LINE公式サービス『トークCARE』では、恋愛カウンセラーとして年間1000件以上の相談を受けている(2018年6月度/カウンセラー1位)。
公式Twitter https://twitter.com/SakaiyaDaichi
2021.06.03(木)
文=堺屋大地