神戸っ子に親しまれている六甲山は、最高峰931m。市街地からすぐにそびえるように立つ山系です。山上には遊園地や植物園、牧場、ホテルなどが点在。整備されたドライブウエーやケーブル、ロープウェーで、気軽に訪れることができます。夜景の美しさでも有名。
その登山口のひとつ、阪急神戸線六甲駅から徒歩1分のところにあるのが『ワーフルハウス』。2010年4月にオープンしたお店は、焼き立てのストロープワッフルの専門店。明るいブルーの外観とオランダの国旗が目印です。
「ストロープワッフルは、オランダの伝統菓子。18世紀終わりにロッテルダム近郊の町、ゴーダで生まれました」とご主人マルコ・ボスさん。「オランダではワッフルはおやつで食べるクッキーの一種。パン屋でもスーパーマーケットでも必ず売られています。屋台も多く、ストリートスナックとしても親しまれています。ヨーロッパ各地に色々なワッフルがあるんですよ」とにっこり。
マルコさんは「オランダのお菓子を日本に伝えたい」と、パンケーキやコロッケなど色々試してみて、ストロープワッフルに決めたのだそう。「焼いていると甘くておいしい香りがして、みんなが幸せな気持ちになれます」。
ワッフル生地の材料は、北海道産小麦粉、卵、よつ葉バターなどで、いたってシンプル。小さく丸めてマシーンで焼いたら、丸い型で抜いて半分にスライスし、自家製のキャラメルを塗ります。店頭で焼いているところが見えるのも楽しい。
2013.04.28(日)