低GI食品と食べる時間が糖質オフの秘訣

 最近では、糖質フリーの加工食品も登場してますます目が離せない糖質オフ。正しい糖質オフについて知っておこう。

 「糖質は、オフにするのではなく、摂り方を変えることが重要です。糖質をまったく摂らないと、脳のエネルギーが不足して、イライラしたり頭が働かなくなったりします」と浜中聡子先生は警告する。

 浜中先生が提案するのが、低GI食品を選ぶこと。GIとは糖質の吸収度合を示す指標で、低い値の方が食後血糖値の上昇が緩やかになる。

 例えば、お米よりも玄米、うどんよりもそば、白いパンよりも全粒粉のパン、じゃがいもよりもサツマイモといった具合。

 また、食べる量と時間にも留意したい。

「朝はたっぷり食べて、昼、夜とだんだん少なくするとよいでしょう。特に夜は糖質を貯め込みやすいので注意して」(浜中先生)

浜中聡子(はまなか さとこ)

北里大学医学部卒業、北里大学大学院医療系研究科 臨床医科学群精神科学修了。北里大学東病院精神神経科、北里大学病院救急救命センター、亀田総合病院精神科勤務を経て、2009年AACクリニック銀座院長。’17年よりクレアージュ東京エイジングケアクリニック (Dクリニック東京 ウィメンズ)院長。心身両面からのケアでウェルエイジングを提唱。