世界中のスキーヤー、スノーボーダーが憧れるリゾート地として名高い北海道のニセコ。さらさらのパウダースノーは、ただ触っているだけですっかり幸せ気分。しかも、例年4月上旬まで、極上の雪を楽しむことができるのです。
新雪を踏みしめれば、さくさくとして心地よく、ウインタースポーツをしない人も感激すること間違いなし!
白銀の世界で優雅なティータイム
というわけで、今回はスポーツが得意ではない人のための、ニセコの贅沢な楽しみ方をご紹介します。
例年12月から4月にかけて、上質な雪を楽しむことができるニセコ。感動的な雪を体感するなら、今の時季がおすすめです。まずは、ラグジュアリーホテルにチェックインして、心癒やされる時間を満喫しましょう。
今、最も注目のホテルのひとつといえば、2020年1月にオープンしたパーク ハイアット ニセコ HANAZONO。目の前に純白のゲレンデが広がり、羊蹄山の美しい雄姿も一望にできる最高のロケーション。温泉付きのスイートルームも話題です。
館内には、レストランやバー、スパ、フィットネスセンターなど、贅沢なウインターヴァカンスに必要なものを完備。羊蹄山を望む開放的な25mの屋内プールも話題です(各施設の最新の営業状況は、直接ホテルにご確認ください)。
また、本格ピッツァが評判のイタリアン、旬をたっぷり味わえる炉端や鉄板、ミシュラン3ツ星シェフによるフランス料理など、ここでしか出会えない美味の数々も魅力的。
なかでも、ぜひ味わってほしいのが「ピエール・エルメ・パリ」のアフタヌーンティー。
白銀の絶景を眺めながら、スターパティシエの華やかなスイーツ&セイボリーを味わう優雅なひととき。都会で楽しむのとはまったく違う、特別な時間を満喫できます。
さて、リゾート内から一歩も出ずに、ラグジュアリーな休日を過ごすのもいいけれど、ニセコの魅力を楽しみつくすなら、倶知安(くっちゃん)や比羅夫(ひらふ)などの町や、自然のなかにたたずむ人気スポットにもぜひ出かけてみて。
今は、コロナ禍で海外からのお客さまはいないけれど、例年は、まさに世界中からこの極上の雪を求めて旅行者たちが集まってくるニセコ。
古民家を改装した素敵なギャラリー、オーナーのセンスが光るラグジュアリーブティックなども点在し、ハンドクラフトの逸品や、地元アーティストの作品など、アートに親しみながらショッピングも楽しめます。
そして、世界各国から訪れる旅人たちの舌を満足させるレストランも豊富。北海道の美味をインターナショナルに楽しむことができるのです。
では、次のページでは、ニセコならではの美食体験をご紹介します。
2021.02.05(金)
構成・文=矢野詔次郎