トレンド感あふれる海外コスメから、サステナブルなコスメまで、コスメを愛する人々の世界をのぞいてみるこの企画。第4弾はオーガニックコスメ篇。美容コラムニストの福本敦子さんにとっておきのアイテム7品を聞きました。
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植物の生命力に触れるとピュアになれる気がする
オーガニックコスメに初めて出合ったのは、20歳くらいのとき。当時、日本でこのジャンルはまだマイナーな存在。
たまたまニューヨークを訪れたときに「ホールフーズ」に立ち寄り、360度オーガニックコスメに囲まれた瞬間、これが好き! という直感が働きました。
それ以来、たくさんのオーガニックコスメに触れてきましたが、手放せなくなるアイテムは一貫して、純度が高いものや、成分がダイレクトに感じられるもの。
それは肌に触れた瞬間に、自然と体も心も喜ぶような、気持ちがいいというフィーリングがあるもの。
例えるならば、ハワイへ旅行に行ったときに感じる、ポジティブなエネルギー。
日頃からオーガニックコスメに囲まれていると、植物の生命力のおかげで、体も心も肌もどんどんピュアになっていく気がします。
つくり手の思いが込められているものにも魅力を感じます。今年は特に、国産ブランドから本気のアイテムが続々登場。
また、日本のその土地ならではの植物を使ったオーガニックコスメから風景を想像し、旅気分を味わうのも新しい時代の楽しみ方かもしれません。
福本敦子(ふくもとあつこ)さん
美容コラムニスト。元「コスメキッチン」PR。独立後、インスタグラムやYouTubeにて、独自のオーガニック美容論「#敦子スメ」を発信し各方面から人気。著書に『今より全部良くなりたい』(光文社)。
2020.11.16(月)
Text=Ai Yoshida
Photograph=Hidetake Nishihara(TENT)
CREA 2020年11・12月合併号
※この記事のデータは雑誌発売時のものであり、現在では異なる場合があります。
この記事の掲載号
CREA
2020年11・12月合併号
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様々な業界で活躍する人たちの人生を支えてきた習慣とは? 大切にしている美の価値観とは? 時に悩みながらも、美容を通して“自分らしさ”に真摯に向き合ってきた“あの人”に取材。そこから見えてきたのは、揺らがない自分でいるための美容でした。