通常は非公開の観音堂内部をVRで鑑賞しよう
京都府京都市の世界遺産・仁和寺で、3密を避けて安心して仁和寺の歴史や文化に触れられる特別プラン「仁和寺VR」がスタート。
通常は非公開の観音堂内部を、約13分のVR映像でじっくりと鑑賞できるのだ。
重要文化財である仁和寺観音堂。観音堂内は、千手観音菩薩像、不動明王・隆三世明王像、雷神・風神などの33体の仏像と、鮮やかに描かれた壁画によって、1つの仏教世界が表現されている。
仁和寺では、訪日外国人旅行者の増加を受けて文化庁が実施している多言語解説整備事業を活用し、境内のドローン撮影や文化財のVR撮影を行い、観賞用コンテンツを整備。
今回のVR映像の製作にあたっては、33体の仏像を高精細撮影し、実際の写真画像データから仏像の3Dモデルを復元。姿形や色彩まで、実物の姿が忠実に再現され、今までになかったような迫力のあるVR作品へと仕上がった。
VR会場には、約370年前に描かれた観音堂障壁画の復元屏風も展示されている。
江戸時代の極彩色の色彩と、令和の最先端技術の融合を、ぜひその目でチェックして。
仁和寺VR
期間・時間 2020年6月19日(金)~7月31日(金) 10:00~16:00
所要時間 約13分
料金 大人 1,300円、高校生 500円、小・中学生 無料
http://www.ninnaji.jp/news/vr-reservation-site/
仁和寺
所在地 京都市右京区御室大内33
http://www.ninnaji.jp/
2020.07.02(木)
文=CREA WEB編集部