お菓子を訪ねて三千里……。世界中のお菓子を追い求めて各国を巡った、郷土菓子研究社代表の林 周作さん。幼い時から菓子作りに夢中になり、その魅力の虜となりました。

 そこで、林さんがマスターした現地の味をお届け。おうちでも簡単に作れる郷土菓子のレシピを教えていただきました。

» ルーマニアの郷土菓子「パパナシ」のレシピ(7/6公開)


ポルトガルの郷土菓子「パン・デ・ロー」のレシピ

 カステラのルーツと言われるポルトガルの郷土菓子。現地では行事や祝い事の際に家庭で作られることも多い。

 卵黄と砂糖をたっぷり使い、とろりと半熟に焼き上げるのがポイント。どこか懐かしい味わいのお菓子。

●材料(直径15cmの丸型1台分)

・卵 Lサイズ1個:(60g)
・卵黄 Lサイズ4個分:(60g)
・グラニュー糖:55g
・レモンの皮:(すりおろす):1/2個分
・薄力粉:25g

●下準備

 クッキングシートを25センチ角の正方形に切り、天板にのせた型の内側に敷く。オーブンを210度に予熱しておく。

●作り方

(1) 卵、卵黄、グラニュー糖、レモンの皮をボウルに入れ、約40度の湯煎にかけて泡立てる。

 もったりと重くなり、泡立て器を持ち上げたときにリボンのような跡がつくまでが目安。

(2)  (1)に薄力粉をふるいながら加え入れ、ゴムべらでさっくりと混ぜ合わせたら、クッキングシートを敷いた型に流し込む。

(3) 210度に予熱したオーブンで10分焼く。

林 周作(はやし しゅうさく)

郷土菓子研究社代表。2008年、エコール 辻 大阪 フランス・イタリア料理課程卒業。その後、各国を訪れて調査した郷土菓子の数は500種以上。訪問した国は現在48カ国を数える。

2020.07.04(土)
Text=Miki Numata
Photographs=Sachie Abiko

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※この記事のデータは雑誌発売時のものであり、現在では異なる場合があります。

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