細部に美は宿る……。なんて言いますが、爪がきれいだと女性ならテンションが上がりますよね。

 “爪作家”として活動している、つめをぬるひとさんに自分でできる簡単なネイルアートのヒントをうかがいました。


爪を塗っている人らしからぬことを、爪でやっていきたい

 会社を辞めた翌日、高熱を出して寝込んでしまい、持て余した解放感を自宅で発散するべく手の爪に色を塗ったところ、あまりの楽しさにすっかり「つめをぬる」ことに魅入られてしまいました。

 爪はいつでも何度でも塗り替えられて、体の一部だからこそ日常に寄り添う自分だけの表現媒体。

 しかもただ色を塗って終わりではなく、視界に入るたびに“爪を塗った事実”を再認識させられるのもいい。

 最近では、剝がれていくさま、爪が伸びていくさまの経過観察も面白くて。

 爪作家として活動して6年、音楽フェスでの出店やコラムの執筆など、「つめをぬる」けれど「爪らしからぬ」活動をこれからもどんどんしていきたいし、爪から広がる出合いにわくわくしています。

ジャケ写アートにも注目!

 親指の爪に好きな音楽のジャケ写を描き「#描いてみたつめ」として発表。

 2014年のサマソニで来日したMetronomyのサイン会で本人に褒められたことで、さらに爪愛が加速。

2020.06.17(水)
Text=Kyoko Murahana
Photographs=Hirofumi Kamaya

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※この記事のデータは雑誌発売時のものであり、現在では異なる場合があります。

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